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2014年12月10日 (水)

角館 武家屋敷通り



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みちのくの小京都、角館 武家屋敷通りです。
広い通りに連なる、ひっそりと佇む黒板塀、
うっすらと雪化粧した、枝垂桜やモミの大木が趣のあるモノクロームの世界を醸し出しています。









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    角館の中級武士の屋敷として、間取りなどに典型的な形を残す、
    「たそがれ清兵衛」の撮影場所となった、岩橋家です。

    白い、懸魚(げぎょ)と、鬼板(いにいた)、

    どちらも火事が起きないようにとの、まじないの意味があります。
    どちらも水を表す彫刻を彫りこんでいて、特に懸魚は水に住む魚も、施しています。
    水は火を消すと言う意味で、軒下や屋根の上に、この様な装飾を施しているそうです。
 
                                         ・出典 









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 石黒家 (仙北市指定史跡 )
 のぞき窓のついた黒板塀、現存する角館の武家屋敷の中で格式が一番高い家柄の屋敷です。
 築200年経っており、角館で現存する武家屋敷では最も古く、
 現在も子孫が住み続け唯一、内部見学ができるところです。
 「解体新書の挿絵」など貴重な資料を見ることできます。

入場料、\300、スタッフの方が懇切丁寧にガイドして下さいます。










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欄間の亀の透かし彫りが、隣室に映り込む仕掛けに、思わず息をのみます、、、、
そして、、、

















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以前は囲炉裏が二つ切ってあったそうで、
炭は煙が出ないのですが、薪は出るので排煙のための窓だそうです。
そして、右は、可動式の物干し竿、これで、食料を保存用に燻したりもしたそうです。
なんて、合理的な暮らしでしょう、、、












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館内にほんのりと漂う甘い香りに、KOされました!、
京都の松栄堂さんのお香、堀川ですが、
40
本入り(1800)はここだけ、しかも石黒家の表装、石黒家の土壁と同じ色です。
なんて、洒落ているんでしょう、、、



このあと、
3000
坪の敷地に主屋、薬医門、蔵、塀、池泉回遊式庭園など武家屋敷の建築様式を今に伝える、
角館を代表する武家屋敷、青柳家ですが、
のんびりと廻るうちにすっかり時間が無くなってしまい、写真はあきらめて、駆け足で見学致しました。



今宵のお宿は、侘桜。
青柳家と提携しているので、宿泊客は入館料は無料になります。
送迎してくださるので、予めメールで打ち合わせさせて戴いたのですが、
荷物を駅に預けるので、駅までとお願いしたところ、
雪で足場が良くないので、青柳家前で待ち合わせ、そのあと駅まで荷物を取りにと、、、

そして、
16
30、お約束どうりに、青柳家の玄関に侘桜の送迎の車が来て下さいました。
車のことは分かりませんが、うちのおじさんが、レンジローバーだと、驚いておりました、、、

冬季は、武家屋敷通りの武家屋敷は、
『青柳家』『石黒家』『岩橋家』を除いて、冬季休業中であること、
また、『青柳家』の冬季の閉館時間は16:30であることなどいろいろとガイドして下さり、
予め郵送して下さった、旅館のパンフレットとともに同封されていた、
角館の観光地図が、アナログ人間のわたしには、とても役に立ちました、、、

あれやこれや、細やかなお心遣いに、おばさんは打たれました、、、

その、侘桜は、こちらから、、、





















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コメント

初めて、コメントさせて頂きます。秋田に住んでます(*^^)vあまりにも、美しく紹介して頂き驚きました(>_<)最近、落ち込み生活送り落ち込んでいたのですが、元気がでてきそうです\(^o^)/

mieさん、
うれしいコメントをありがとうございます!、(*^_^*)
秋田が、美しいのです、、、

喜んでいただけて、なによりうれしいおばさんより、、、(*^。^*)

ずいぶんと昔
行きましたヨ、角館!
今でも鮮明に覚えています、この景色!!
冬が最高なんですネ!!!

新幹線で行ったんですか?
また訪れてみたくなりました。

おばさん漁師さん、
桜が有名ですが、一日二万人の人出とか、、、
雪景色もきれいですが、次には、ぜひ、新緑の頃に行ってみたいです。

飛行機に乗れないので、新幹線で行きましたが、
おばさん漁師さんは、愛車のポルシェを駆って、、、(*^_^*)

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