和裁の道具、其の一
®
森永先生の和裁教室では、
並み居る諸先輩に囲まれて、落ちこぼれの生徒だったわたしです。
どれもみな、いつまでも初心者のわたしには、もの珍しく興味津々なのでした。
先ずは、縫い針です。
初めてのお教室の日に先生に頂きました。
上の数字は針の太さ、(三が木綿、四が絹)
下の数字は針の長さ、数字が大きくなるほど長くなります。
わたしの手をちら、とご覧になって、あなた、手が大きいから、とこれをくださいました。
それから、、、
指ぬきです。
先生は指皮、とよんでらしたので、ゆびかわ、と書きます。
四角の白い皮を、指に合わせて断ち、糸で縫いとめます。
これが、とっても、使いやすいのです。
一度使うと手放せなくなります。
家で、洋裁をするときにも、愛用しています。
先生はいわゆる、普通のチャコを好まれませんでした、
特に青いチャコは、洗っても残るからと、お教室で使うことはありませんでした。
はじめに伺ったとき、皆さんが石けんチャコなるものを使っていらしたので、
さっそくお店に買いに走りましたが、売ってませんでした・・・
それは、小さくなった石けんだったのです、
先生に分けて頂いた石けんチャコ、それがこれです。
マッチ箱くらいの大きさです。
先生が、折りつけた布にす~っと石けんチャコを走らせると、
その印線は、まっすぐで、細~いのです、
わたしも、まねをして、す~っと走らせると、
太~くて、波打っているのでした・・・
® 2006年にアップしたリユース記事でした。
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買った覚えは無いのに、私の古い裁縫箱の中にも、写真と同じ縫い針の包みがあります。この漢数字はそういう意味だったのですね。50歳を越しているというのに、今日はじめて知りました。なるほど!の知識を頂きました。ありがとうございます。次を楽しみにしています。
投稿: junko73oz | 2006年9月16日 (土) 20:33
チャコ、石鹸チャコ・・・どれも懐かしいほど、久しぶりに聞いた気がします。
それだけ、長く和裁(洋裁も)をしていないのでした。
此の頃、簡単手芸の印付けには木炭を使っています。善し悪しでしょうが、キルトにはマァマァです。
投稿: ばら色婆ァバ | 2006年9月16日 (土) 21:34
★Junkoさん、
同じです!、私もこの漢数字の持つ意味を知ったとき、
なんだか、すごくうれしかったのです、ヽ(^o^)丿
それは、私だけかと思ってましたが、
他にもいらっしゃると知って、、また、感動しています、(^^ゞ
この針をお持ちなのですか?
これは、希少な針のようです。同じものを買いに行きましたら、
一般には流通していない、多分、職人仕様のものだろうと言われました。
ところで、わたしも、junkoさんの、手作りインディアングッズを
楽しみにしています♪
ミニドリームキャッチャーとか、・・・(*^_^*)
★ばら色婆ァバさま、
石鹸チャコ、お使いだったのですか~!
炭といえば、備長炭をよく洗って、冬の朝など、
それで、ささくれた指先をこすってから、針を持ったことを思い出しました、(^-^)
投稿: こつ | 2006年9月17日 (日) 09:04
きぬえさん、京都の三条には「みすや針」という針専門店があります。
バラなどの可愛い飾りのついた待ち針もあって楽しいですよ。
うちの母は仕事のし過ぎで指が曲がってしまい、
指貫きが入りません。
こういう指貫きだとサイズフリーでいいですね。
私は針仕事をするときには金属の指貫きと
キルト用の指貫きの両方をして縫物をします。
指貫きをしないと、なんか針の運びが悪いのよね。
投稿: kaoru | 2009年1月31日 (土) 22:27
kaoruさん、
この指貫は、柔らかいのに、とても強くて、
おすすめです、
きっと、母上様の指にもフィットすることと思います、(^-^)
投稿: きぬえ | 2009年2月 1日 (日) 08:32