景山民夫著 ”トラブル・バスター”
内容紹介
電話口で薄禿の田所制作局長が、バカヤローと怒鳴ると、俺の出番だ。
トラブル・バスター。人は、そう、俺を呼ぶ。
関東テレビ総務部総務課制作庶務係、宇賀神邦彦。よろず面倒事を引き受けて大奮戦。
1988/05
大橋巨泉の本に、この本のモデルになった人物が登場しているとあり、手にとりました。
ギョーカイの裏話をぶちまける、辛辣かつユーモアあふれる、ハードボイルド。
映画化もされた人気シリーズだったそうです、、、
★★★☆☆
巨泉が、「見事なネゴシエーターぶりであった」と回想する、
そのモデルのお方については、以下にウィキより、、、
居作 昌果(いづくり よしみ)
景山民夫の小説作品『トラブル・バスター』の登場人物である田所局長のモデルとされている。
TBS在籍時代、
ドリフ以外にも同い年で早稲田大学の同期でもあった大橋巨泉の担当として公私共に交流があった。
『クイズダービー』を司会の巨泉の発案から共にプロデューサーとして立ち上げたことで知られる。
1976年新春の番組開始当初、後年知られるものよりも複雑なルールが災いし最低4.4%という低視聴率で
上層部から再三打ち切り勧告が出された。しかし、スポンサーのロート製薬側の意向もあり存続し、
後年知られるルールに単純化したところ秋頃には視聴率は20%を超え、TBSを代表する看板番組となった。
同年暮れの打ち上げ会において、居作は
「番組があたることはいいですな。ついこの前まで"スポンサーを替えても番組を変える"といってた人からも
おホメの言葉をいただけるんですから」と打ち切り勧告をしていた営業部長、編成部長、制作部長に毒づき、
慌てて彼らはその場から姿を消したという。巨泉は「おい、あんなこと言っていいのかい?」と心配したが、
居作は「なあに、あのくらい言ってちょうどいいのさ」と平気な顔で返したという。
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