辻村 深月著 ”ツナグ”
内容紹介
一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。
突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、
親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……
ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。
それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。
心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。
この本を読んだ時期がソチ五輪の頃でしたので、
ツナグ君が、羽生ユズル君と重なってしまいました、、、
(2012年に、松坂桃李君で映画化)
★★★☆☆
以下に心に残った一文を本文より、、、
「世の中が不公平なんて当たり前だよ。みんなに平等に不公平。フェアなんて誰にとっても存在しない」
「ごめんなさい!」
「平ちゃんさぁ、謝るのって癖?」
サヲリがうんざりしたように顔をしかめた。
「そうするのが楽かもしんないけど、あんまよくないよ。
謝っても解決しないこと世の中にはたくさんあるし、甘ったれんな。
だいたい、周りの人間暗くする、そういうの」
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こういうことってほんとにあるのじゃないかなー、と思えてしまいました。
私は映画を見た後で本を読んだので、ツナグ君は、ユヅルくんではなくて桃季くんだったのですが^^
きぬえさんご紹介の「春になったら苺を摘みに」(梨木香歩)良かったです♪
投稿: cuckoo | 2014年5月 4日 (日) 21:04
「春になったら苺を摘みに」、イギリス旅行してみたくなりませんでしたか、、、
桃季くんのユズルくん、見てみたいなぁ、、、
(*^_^*)
投稿: きぬえ | 2014年5月 5日 (月) 08:32