« テラタビスト、吉田さらささんの「寺社を歩けば」 | トップページ | ちいさな、にんじん »

2014年5月 3日 (土)

辻村 深月著 ”ツナグ”

 

1347747143


  内容紹介
  一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。
  突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、
  親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……
  ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。
  それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。
  心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。




この本を読んだ時期がソチ五輪の頃でしたので、
ツナグ君が、羽生ユズル君と重なってしまいました、、、
2012年に、松坂桃李君で映画化)


★★★☆☆

以下に心に残った一文を本文より、、、












「世の中が不公平なんて当たり前だよ。みんなに平等に不公平。フェアなんて誰にとっても存在しない」




「ごめんなさい!」
「平ちゃんさぁ、謝るのって癖?」
サヲリがうんざりしたように顔をしかめた。
「そうするのが楽かもしんないけど、あんまよくないよ。
 謝っても解決しないこと世の中にはたくさんあるし、甘ったれんな。
 だいたい、周りの人間暗くする、そういうの」










« テラタビスト、吉田さらささんの「寺社を歩けば」 | トップページ | ちいさな、にんじん »

読書(た~わ)」カテゴリの記事

コメント

こういうことってほんとにあるのじゃないかなー、と思えてしまいました。
私は映画を見た後で本を読んだので、ツナグ君は、ユヅルくんではなくて桃季くんだったのですが^^
きぬえさんご紹介の「春になったら苺を摘みに」(梨木香歩)良かったです♪

cuckooさん、
「春になったら苺を摘みに」、イギリス旅行してみたくなりませんでしたか、、、
桃季くんのユズルくん、見てみたいなぁ、、、
(*^_^*)

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« テラタビスト、吉田さらささんの「寺社を歩けば」 | トップページ | ちいさな、にんじん »

大好きな本

  • あさの あつこ: バッテリー
  • サガン: なんでも
  • チャンドラー: 長いお別れ
  • ブレイディみかこ: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 中坊 公平: 金ではなく鉄として
  • 中脇初枝: 世界の果ての子供たち
  • 伊与原 新: 八月の銀の雪
  • 伊坂 幸太郎: 重力ピエロ
  • 住井 すゑ: 橋のない川
  • 冲方 丁: 天地明察
  • 原田 マハ: 太陽の棘
  • 司馬 遼太郎: 竜馬がゆく
  • 吉田 修一: 国宝
  • 和田 竜: のぼうの城
  • 夏川 草介: 神様のカルテ
  • 天童 荒太: 永遠の仔
  • 妹尾 河童: 少年H
  • 宮田 輝: 流転の海
  • 小川 洋子: 博士の愛した数式
  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山本 周五郎: なんでも
  • 山本文緒: 自転しながら公転する
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 帚木 蓬生: インターセックス
  • 帚木 蓬生: 三たびの海峡
  • 恩田 陸: 蜜蜂と遠雷 
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 東山 彰良: 流
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • 沢木 耕太郎: 深夜特急
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 畠中 惠: しゃばけ
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • 篠田 節子: 長女たち
  • 金城 一紀: GO
  • B・パーカー: スペンサー
無料ブログはココログ