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2014年4月28日 (月)

テラタビスト、吉田さらささんの「寺社を歩けば」



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FB
繋がりで、吉田さらささんの講演会に参加させて戴きました。
内容は、“古都・鎌倉と住宅街、大井町線沿線の遊覧スポット”


・・・じつは、神社仏閣、仏像にはまったく興味がないわたしですが、
耳が悪くなり、飛行機に乗れなくなってからは、
ディスカバージャパンってことで、時折日本国内を旅しております。
とくにツアーの場合、由緒ある神社仏閣を訪ねることが多々あり、
そういうときに、少しでも知識があれば、有意義に過ごせるのにと思い始めておりました。

そんな超ビギナーのわたしが受けた講座は、、、












山と海、天然の要塞に守られた、鎌倉。
その歴史的背景、国宝、宗派のお話しに続いて、
鎌倉の寺社を楽しむコツがあれこれと紹介されました。


、京都や奈良にない、鎌倉の魅力、それは、雄大な自然の懐に抱かれているために、
  自然とお寺が相まって醸し出すうつくしさ、、、
  温暖な避寒地、鎌倉ならではの、次からつぎへと繰り広げられる可憐な花たちのマーチ。
  「鎌倉の寺はワイルドに咲き乱れる花が魅力だ」


、紅葉のピークは、12月、おススメは、獅子舞、瑞泉寺など、、、


鎌倉ローカルな仏像の数々のお話しと、拝観するルール、
  (私は、特に、円覚寺の百観音、瑞泉寺のムジナなどの石仏に興味を覚えました)
、鎌倉歩きの折、写真を撮るには、
  石仏は虫や蜘蛛の巣がついていることもあるので、きれいにするためにも、軍手や乾いた雑巾を、
  また、レフ板の役目をする白い大きな布などを持参するとよい、とのこと。


、光明寺、浄妙寺、妙本字、安国論時などには、
  京都や奈良では見かけない、猫が多いのでと、猫たらし力のお話しには笑いました♪


中世の武士などの墓と言われる、やぐら。
平坦な土地の少ない鎌倉ならでは、崖に穴を掘って墓地にしたそうです。


、そして、境内のグルメ情報♪
  浄妙寺の石窯ガーデンテラスや、光明寺の堂内で戴ける精進料理のお話し等、
  美味しそうな話題がたくさん、、、




ここで、休憩をはさんで、後半は、“大井町線沿線の遊覧スポット”

九品仏浄真寺の九体の阿弥陀様の手の形、
生前の徳の高さにより、上品(じょうほん)・中品・下品の三段階、
さらに、それぞれが、上生(じょうしょう)、中生、下生の、計九つに分かれること、
・・・上品(じょうひん)の語源はここから、、、
水ももらさず衆生を救いあげる、という、縵網相(まんもうそう)
青い髪、額の白毫(びゃくごう)、金色に輝くお体、隆起した頭、、、(写真)

アフロ仏という愛称を持つ、五劫思惟阿弥陀如来。
・・・”五劫(ごこう)の摺り切れ”の、五劫とは、計り知れないほどの時の永さであること、

三年に一度、一般人もお面を被って25名が菩薩に扮することができる、
・・・いわば、コスプレのパレード、
通称お面かぶりの行事に参加なさったこと、、、



とにかく、仏像オンチのおばさんをも、夢中にさせる、
話題の豊富さ、知識の深さ、、、

ひたすら、感心感激しながら、あっという間の二時間でした、、、

ぜひ、行ってみたくなったのは、、、
驚きの玉手箱、玉川大師、、、
・・・うちのおじさんを、ビックリギョウテンさせちゃおうと思いました♪


初めは、趣味だったという、さらささん、、、
最後の質疑応答の時も、さまざま、私なぞ、聞いたこともない単語の入り混じる質問に、
ひとつひとつ、きちんと答えていらしたことに、なにより、感服致しました、、、



・吉田さらささんの講座、ツアー情報は、こちらから、、、










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コメント

まあ、これだけのお話をたった2時間で?
信じられませんね。
きぬえさんも、集中してお聞きになられたのですね(*^_^*)
自由が丘に住んでいた時は九品仏は散歩コースでした。
九品仏浄真寺に隣り合って、小林旭さんのお住まいがあり、
寺の池には野生のサギソウがたくさん咲いていましたよ。
大きな佛足石にもビックリ、お寺の行事に合わせていらっしゃると
いいですね。
ついでに等々力渓谷も是非!

Taoさん、
まぁ、九品仏にお住まいでいらしたんですか、、、
いいところで、うらやましいです♪
浄真寺、養玉院如来堂、玉川大師、と行ってみたいところ満載です!

等々力渓谷、お不動さんは、友人にガイドしてもらったことがあります。
今時分は、新緑に清らかなせせらぎで、さぞきれいでしょうね、、、(*^。^*)

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