梨木果歩著 ”西の魔女が死んだ”
内容紹介
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、
季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。
西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、
魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。
喜びも希望も、もちろん幸せも……。
・シャーリー・マクレーンの娘、サチ・パーカー主演で、2008年に映画化
このおばあちゃんがまた、じつにいいこと言うんだなぁ、、、
★★★☆☆
以下に心に残ったおばあちゃんの台詞を、本文より一部転記します、、、
おばあちゃんはわざと冗談めかし、声をひそめて言った。
「この世には、悪魔がうようよしています。瞑想などで意識が朦朧となった、
しかも精神力の弱い人間を乗っ取ろうと、いつでも目を光らせているのですよ」
「本当に、大丈夫。
悪魔を防ぐためにも、魔女になるためにも、いちばん大切なのは、意志の力。
自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力です。
その力が強くなれば、悪魔もそう簡単にはとりつきませんよ。・・・」
「おばあちゃん、大好き」
「アイノウ」
・2008年に読んだ、梨木果歩さんの、こちらの本が、さらによかったです、、、(^-^)
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