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2014年1月 9日 (木)

原田マハ著 ”楽園のカンヴァス”



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内容(「BOOK」データベースより)
ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。

MoMA
が所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。
その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。
持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、ヒントとして謎の古書を手渡した。
好敵手は日本人研究者の早川織絵。リミットは七日間―。
ピカソとルソー。二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。




美術館の監視員、織絵は、
ソルボンヌを首席で卒業したスーパーエリートだった。
そして、、、


見事な舞台設定で、息もつかせず、
あっという間に物語に引き込む、強烈なつかみ。

素晴らしい一冊。


だが、しかし、、、










本屋大賞第三位、
この大評判の本が、へそ曲がりなわたしの場合、興奮は最後まで続かなかった、、、、

★★★☆☆







002_3


本は買って読め、ってことで、昔は文庫本を買い漁っておりましたが、
実家の自分の部屋の壁一面が本で埋め尽くされてからは、図書館専門になりました。

そんな、子どものころから、
活字と名のつくものなら、漫画、新聞、小説と、筋金入りの本の虫のわたしが、
半世紀の読書人生で初めて遭遇した、乱丁本。






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なんだか、すっごくうれしかった、、、
ヘンかな、、、(^^












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読書(た~わ)」カテゴリの記事

コメント

面白そうな本ですね。それに、こんな見事な乱丁 3/4世紀生きてきて初めて見ました。
興奮なさるの良く判ります。 でも、これ図書館で借りたのですか? 
暫く手許に置いて、このありえない乱丁 何度も確かめたくなりますね。 
一人でそっ~と・・・・、私も相当ヘンです!(^^)!

Taoさん、
この感動、わかっていただけましたか~!、(^_-)-☆

これは、そうです、図書館で借りました。
横浜市の図書館ですと、予約は400番目くらいですが、
市民図書では、倍率が低いし、少ない予算でリクエストにも応じてくださり、
たまたま運よく、一番目のほかほか新着図書で借りることができたのです♪

そうですね、自分のだったら、、、どうするかしら、、、
やっぱり、大切に、手元に置いておくかしら、、、(*^。^*)

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