« Nikon Df | トップページ | 築地 すし かつら »

2014年1月17日 (金)

重松 清著 “その日のまえに” ☆



Img_213b6f7f098421f4f3358dc5036db_2



  神様は意地悪だから、大切な人を、遠くへ連れ去ってしまう

  内容(「BOOK」データベースより)
  僕たちは「その日」に向かって生きてきた―。
  昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。
  消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。
  死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、
  そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。


こうして、このまま人生は、まだまだ続くものと思ってる。
それがある日、自分が、大切な人が、末期がんで余命数か月と告知を受けたら、、、
その日は、刻々と近づいてくる。
そして、その日は、やってくる、、、

あたりまえの日常を、見つめ直す、、、
平凡な、今日一日、今、この時の、大切さ、ありがたさを教えてくれる一冊。


 いつも胡麻を分け合っていた、ご近所のTさん。
 秋口にいつもの胡麻メールをしたとき、お返事がありませんでした。
 どうしたのかなと思っていたら、年末に肺がんで亡くなったと、、、
 咳がひどいから、と病院に行ったときにはもう余命三か月だったとか、、、
 いつも、若々しく朗らかで、はつらつとしていらした、Tさんでしたのに、、、

 父が亡くなったのは、わたしが中学生のときでした。
 子を持つ今となって、その時の父の無念が少しは分かるようになりました、、、
 中学生のお子さんを残して先立たれるTさんのお気持ちが、痛いほどに察せられます。
 どんなにか、どんなにか、ご無念であったことでしょう、、、



★★★★☆

以下に本文より心に残ったところを、、、









平凡。平和。平穏無事。そんな言葉でまとめられる毎日の、冗談みたいなもろさを、ぷくさんは知っている。


二十年の教師生活で、ぷくさんは知っている。
おとなしい子にかぎって、いきなり教師をびっくりさせるような行動に出ることがある。
前触れをうまくにおわせることが苦手で、いったん気持ちを固めたらまわりが見えなくなってしまうのだ。


あなたのおかげでよくわかったんだけど、「幸せ」ってあっけなく終わるよ――。











« Nikon Df | トップページ | 築地 すし かつら »

読書(あ~さ)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Nikon Df | トップページ | 築地 すし かつら »

大好きな本

  • あさの あつこ: バッテリー
  • ブレイディみかこ: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 中坊公平: 金ではなく鉄として
  • 中脇初枝: 世界の果ての子供たち
  • 伊坂 幸太郎: 重力ピエロ
  • 住井 すゑ: 橋のない川
  • 冲方 丁: 天地明察
  • 原田マハ: 太陽の棘
  • 司馬 遼太郎: 竜馬がゆく
  • 吉田修一: 国宝
  • 和田 竜: のぼうの城
  • 天童 荒太: 永遠の仔
  • 妹尾 河童: 少年H
  • 小川洋子: 博士の愛した数式
  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山本 周五郎: なんでも
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 帚木 蓬生: インターセックス
  • 帚木 蓬生: 三たびの海峡
  • 恩田 陸: 蜜蜂と遠雷 
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 東山 彰良: 流
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • 沢木耕太郎: 深夜特急
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 畠中惠: しゃばけ
  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • 篠田 節子: 長女たち
  • 金城 一紀: GO
  • F・サガン: なんでも
  • R・チャンドラー: 長いお別れ
  • R・B・パーカー: スペンサー
無料ブログはココログ