窪 美澄著 “晴天の迷いクジラ”
内容(「BOOK」データベースより)
壊れかけた三人が転がるように行きついた、その果ては?
人生の転機に何度も読み返したくなる、感涙の物語。
もともとグロテスクな本や、血塗られた本は苦手だし、
中年になってからは、シリアスな本、暗い本が読めなくなりました。
話題の、”ユリゴコロ”と、”ジェノサイド”は、途中で本を置いてしまいました。
よほど、、、
よほど、この本もそうしようと思いながらも、
次第に引き込まれて、完読。
そういえば、そうだった、著者の、この本 も、そうでした、、、
以下、本文より、、、
おばあさんが正子の左右の肩に両手を置いた。
「正子ちゃんのここには、きっと、お友達もお姉ちゃんもおるとよ。
正子ちゃんはその人たちの代わりに、おいしかもん食べたり、きれいなもん見たりすればよかとよ。
それだけでよかと。
生き残った人ができるのはそいだけじゃ」
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