« 佐藤 典雅著 “ドアの向こうのカルト 9歳から35歳まで過ごしたエホバの証人の記録” ☆ | トップページ | 冷製ビシソワーズのパスタ »

2013年8月22日 (木)

「海に思う」


H_48184082411


/21、読売新聞朝刊より、一部を転記します。


「海に思う」
                                    三陸 医師、山浦玄嗣さん (73)


三陸の海岸は、東日本大震災の爪痕を強く残していた。

豊かな自然とそれがもたらす惨状。思わず質問が口をつく。
海とは一体、何なのですか―――。









「そんなこと、生活に密着しすぎていて答えられねえ」
あっさりと一蹴されてしまった。
「・・・ジャーナリストはよく、そういう聞き方をするんだ」


三陸地方は再三、津波の被害に遭ってきた。
明治29年の津波で母方の一家11人が亡くなり、
昭和8年の津波には、その村の半分が流された。
山浦氏は、小さな頃から見たことのない津波の夢をよく見たという。

だから、震災が「『なぜ』起きたのか」・・と問うことに意味はないのだと話す。

「ここに住めば、30年~40年に一度必ず津波を体験する。
『それは仕方がねえ』ことです。
 どうせ人間は死ぬ。理不尽なようにできている。家流された、親が死んだ。
 そいつをぐっとのみ込んで、故郷を再建するしかねえ」

「この世は、神様が造った。何かのために自分は造られたのだから、
『こいつはいい奴だ、めんこい奴だ』と思っていただけるよう、
 
心の耳を澄まし、目を凝らし、神さまに何をすれば喜んでいただけるかを考え、行動するんです」

暑い夏にかみしめるように言った。














« 佐藤 典雅著 “ドアの向こうのカルト 9歳から35歳まで過ごしたエホバの証人の記録” ☆ | トップページ | 冷製ビシソワーズのパスタ »

3/11 東日本大震災」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 佐藤 典雅著 “ドアの向こうのカルト 9歳から35歳まで過ごしたエホバの証人の記録” ☆ | トップページ | 冷製ビシソワーズのパスタ »

大好きな本

  • あさの あつこ: バッテリー
  • ブレイディみかこ: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 中坊公平: 金ではなく鉄として
  • 中脇初枝: 世界の果ての子供たち
  • 伊坂 幸太郎: 重力ピエロ
  • 住井 すゑ: 橋のない川
  • 冲方 丁: 天地明察
  • 原田マハ: 太陽の棘
  • 司馬 遼太郎: 竜馬がゆく
  • 吉田修一: 国宝
  • 和田 竜: のぼうの城
  • 天童 荒太: 永遠の仔
  • 妹尾 河童: 少年H
  • 小川洋子: 博士の愛した数式
  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山本 周五郎: なんでも
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 帚木 蓬生: インターセックス
  • 帚木 蓬生: 三たびの海峡
  • 恩田 陸: 蜜蜂と遠雷 
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 東山 彰良: 流
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • 沢木耕太郎: 深夜特急
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 畠中惠: しゃばけ
  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • 篠田 節子: 長女たち
  • 金城 一紀: GO
  • F・サガン: なんでも
  • R・チャンドラー: 長いお別れ
  • R・B・パーカー: スペンサー
無料ブログはココログ