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2013年2月18日 (月)

湊かなえ著 “夜行観覧車” ☆



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内容紹介
 
高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。
 
遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。
 
その家族と向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。
 
『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。2013118日よりTBSにて連続ドラマ化。


著者の
大胆にして繊細、衝撃の話題作、『告白』に次ぐ”贖罪”は、
周囲のあまりの期待の大きさに、やや力が入り、そのせいで、
作りすぎてしまったように感じられました。
そして、、、









”往復書簡”は、発売当時、横浜市立図書館の予約の多い本ベスト12位にランクインしていて、
その予約件数は、千を超えていましたが、
ただ、わたし的には、正直なところ、もうこの展開には飽きてしまいました。
やはり、ずば抜けた傑作だった、「告白」が、
それが、あまりにも、あまりにも、衝撃的な作品だったからでしょうか、、、

そして、しばらくぶりに手にした、著者のこの本は、とにかくつかみが上手い。
口汚く母親を罵る女子中学生の台詞回しに唖然としているうちに、ぐいぐいと引き込まれてゆきます、、、
この
結末には、賛否両論、様々なご意見があるようですが、私は、これでよかったんだと思いました。
これから、生きてゆく人たちのために、偽りの正義があってもいい、と、、、

「告白」の縛りから放たれたのは、わたしでしょうか、、、
とにかく、終始、飽きることなく楽しめる一冊でした。

★★★★☆










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読書(た~わ)」カテゴリの記事

コメント

私も読みました。

最初は、ドラマを見たんですよ。
で、一回目で 「やばい、うちでもあり得るかも!!」 
中学受験、思春期の子ども、見栄の張り合い…。

怖くなっちゃって、すぐに本屋に走って、文庫本買っちゃいました。
結末を知っているので、今は安心してドラマ観ています(笑)

確かに、「告白」が傑作すぎてその後はウーンって感じでしたけど
「夜行観覧車」はよかったですね。
小島さんの語りが効いてますよね。
 
ドラマの小島さん@夏木マリは、本よりもっともっと凄くて爽快ですらあります。

えびふらいさん、
>中学受験、思春期の子ども、見栄の張り合い…。
どこにでもあるシチュエイションですが、中学女子の台詞がとにかくリアルで、
愕然としつつ次第に憎しみさえ覚えました。
えびふらいさん、「下流の宴」って、読まれましたか、、、
わたし的には、こちらの方がさらなる感動をよびおこされました、、、

テレビは見てなくて、ドラマ化してる本だな、と軽い気持ちで手にしたんですが、
えびふらいさんのコメントを読ませて戴き、わたしも、ドラマを観てみたくなりました~!、(*^。^*)

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