東北復興応援ツアー 2日目 大船渡
大船渡、被災地ガイドSさんのお話
『昭和35年にも、チリ津波で被災した大船渡でしたが、
今回のは、想像を絶する、ジェット機の250倍の破壊力でした。
わたしは、賀茂神社に逃げて九死に一生を得ました。
普段は波静かで穏やかな大船渡湾ですが、
なんと26波まで、津波は押し寄せました。
第一波で、湾口防波堤は木端微塵になったと、被害の実態について、詳しいお話がありました。
・津波をよく知る筈の自分でも油断がありました。
何事も想定外で片づけられますが、備えあれば憂いなし。
・神社の上の地区公民館に800人余りが私も含めて避難しました。
被災されていない方々がお米を持参してくれて、ステンレスの鍋でご飯を炊きました。
大きなちょっと芯のある、めっこめしのおにぎりを。
そして、あたり一面瓦礫の山で、歩くこともままならないなか、泥棒が暗躍したのです。
・電気が止まって、冷蔵庫が使えなくなるので、
ストックしてあった、ウニ、あわび、帆立などの高級食材を、
「こんなことでもなければ、食べられないし、
でも、こんな時に、こんな贅沢していいのかしら」と、泣き笑いで戴きました。
・カードの時代ですが、常日頃から現金を持ち歩くことも必要です。
わたしは、あの日、たまたま2万持っていたおかげで、食材を買うことができました。
そして、、、
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