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2012年5月20日 (日)

絽の喪服を着て、、、



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着物の詳しい決まり事をよく知らないのですが、
更年期で余計に暑いので、内輪の法事に絽の喪服を着てゆきました。
夏の喪服用の帯と、






 

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麻の襦袢は、和裁教室で縫いました。

昔、モデルをしていたことがあり、その時に、
洋装では逆立ちしたって外人さんにはかなわないと思い知らされました。
アイディンティティがどうのこうの、ではなくて、
日本人を一番美しく見せてくれるのは着物だ、ということも、、、
それでも、どうしてこんなに着物を着る人が減ってしまったんでしょうか、、、
その昔、、、




 

 



モデルの仕事の一割ぐらいは、着物でした。
一流のスタッフに、美しい着物をたくさん着せて戴きましたが、
体中に綿を仕込んで、まるで、ろうそくのよう、ロボットみたいだと思いました。

そんな私が中年になって着物を着るようになったとき、
おばあさんの着物姿に自然と目が行くようになりました。
彼女たちは、なんてゆったりとお着物をお召しになっていらっしゃることでしょう、、、

ぐっと
衿を抜いて粋に着るのは、似合わないしで、ゆるゆるに着ます。
着物を生業としていらっしゃるお方の中には、これが、我慢できないようで、
ほんの時おりでしたが、お叱りを受けることもありました。
そんなときは、とてもかなしくなりました。

私は、一流のプロの着付けを見知っておりますし、
母は日常的に着物を着ている人でした。
習うより、慣れろ、そう思っております。
ですから、私は、そういうお小言に、びくともしないわけですが、
これが、着物という見知らぬ大海原に、一大決心をして漕ぎ出したばかりの、
お若いお方だったらどうでしょうか、、、
彼女たちは、恐れおののき、もう二度と着物に袖を通そうとはしなくなるのではないでしょうか、、、

そんなことをして、着物を着る人がどんどん減って、自分ばかりが、
まるで、天然記念物のように、悪目立ちしてもいいんでしょうか、、、

今、若い人たちは、下着姿で街を闊歩しています。
なにも、襦袢で歩けなどとは決して申しません。
何故って、だって、それは、女性として禁じ手だと思うからです。

 

 

 


着物を愛するが故、
ブーツを履いて着物を着ているお方、
お太鼓を前に結んで、得意満面で、ご機嫌なお方、、、
私は、心の中で、かっこいいよ~、その調子でがんばれ~!、と、声援を送っちゃいます、(^_-)-


その一生を着物に捧られた和裁教室の先生に、よく言って戴いたこのお言葉を胸に、、、、
「針仕事はいつまでたっても入口だけど、あなたの着物の着こなしは、とてもいいわ、、、」












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和裁、着物」カテゴリの記事

コメント

きぬえさん、私の母もそういえば着物が多い世代でした。粋に着こなすことと自然に着こなすことの違いが、私にははっきりとはわかっていません。


それにしても、おっしゃるように、若い女性の着物姿を見なくなりましたね。たまに見かける成人式の着物は、あれは一体何なのでしょう。悲しくなります。


おふくろのことを思い出しました。

きぬえ 様
いつもブログおじゃまさせていただいております。
お料理から本からそのたモロモロ、とっても充実した情報をいただき、
いつも幸せな気分にしたっております。

はじめて、書き込みさせていただいています。
着物とのかかわりは私もとても長くなります。
母がお茶を教えていた関係で、こどものころから…です。
その後、着付けを本格的学び、舞台衣装のプロの着付けも学び
撮影現場や舞台でもお仕事させていただきました。
今は、介護に明け暮れる毎日なので、なかなか袖を通す機会がないのですが、
最近の若い方のアンティークな着物を思い思いに着たり利用したりしているのも、
楽しいな~と思っているところです。
で、本題ですが、
きぬえ様の着付けの仕方、私も大大大賛成です!
昔、着付けを完璧に仕上げて出かける私に、母は「着物はまとうように着るものよ」と
よく言っていました。
なるほど、品のいいご年配のご婦人の姿をみると、
着慣れていて、ふんわりまとっているような着付けが素晴らしく、圧倒されるような美しさです。
憧れさえ感じています。(私も十分シニア世代なのですけど…)
でも、きぬえ様、一つだけ…。
5月の絽には、賛成できません。
なぜなら、着物には季節を楽しむという、もう一つの醍醐味があるからです。
どんなに寒くても9月にコートは着ませんし、どんなに暑くても5月には絽や紗は着ません。
こんな季節のルールが、唯一洋服とは違う、きもののお洒落のしどころだと思います。
長い年月をかけて、日本女性が築きあげたお洒落の心意気が、こんな約束事にもあると思うのです。
これは私だけの思いです。
もちろん、そんなこと構わずに自由に楽しむのもいいと思うのですけど…

きぬえ様、偉そうなこといってごめんなさい。
これからもたのしみに読ませていただきます。

四国山中の仙人様、
たしかに、あの白いふわふわは、、、、なぞです、(・_・)
ところで、お嬢様は、、、?
お嬢様は、お着物は、いかがでしょう、、、(*^_^*)

あずきさま、
うれしいコメントをありがとうございます♪
お茶のお師匠様をお母上にお育ちになり、正統派の本格派でいらっしゃるんですね!、(*^_^*)

トラディショナルな着物の決まりごとは、季節の花なども含めて、
仰る通り、これぞ日本ならではのお洒落の本髄だと存じます。
こういう素晴らしい伝統は、なんとしても守っていかなくてはならないとも、、、

ただ、そのためにも、裾の広いマーケットが必要です。
伝統を守る人、自由な発想で、着物を楽しむ人、
買い支え、メンテナンスをお願いする、たくさんの人々がいなくては、
着物文化の担い手(呉服屋、織り、染め、悉皆や、縫い手)、は、食べて行かれなくなり、
文化は、廃れてしまうのではないでしょうか、、、

そして、更年期でゆでダコのように真っ赤になって、見苦しくなり、
大切な正絹の着物を汗まみれにして、不機嫌でいるより、
涼やかに故人を偲ぶことが、わたしにとっては、大切なことなんです。
そうしていることで、着物って涼しそう、すてきですね、と、
マイクロミニの、お若いお方に、お声をかけて戴きました。
・・・それこそが、わたしの、ねらいでもあります、(^_-)-☆

伝統を理解し、守る人、自由な発想で、着物を楽しむ人、
いろいろなお方が、着物を着ることでしか、
着物文化は守れないのではないでしょうか、、
このままでは、いつかの日か博物館でしかお目にかかれなくなってしまうかもしれません、、、
あずきさまのように、正統派のお方に、心から敬意を表します。
そしてまた、
高いハードルをすらりと飛び越え、古い着物に命を吹き込んでくださる、
お若い方々に、エールを送ります、(^-^)

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