楊逸著 "時が滲む朝”
「おいしい中国」で、すっかり楊逸さんのファンになってしまい、
素敵な装丁に惹かれて「すき・やき」を手にしましたが、、、
これが、わたしには、いまひとつで、、
芥川賞受賞作にチャレンジ。
内容(「BOOK」データベースより)
天安門事件前夜から北京五輪前夜まで。中国民主化勢力の青春と挫折。
デビュー作「ワンちゃん」に続く、在日中国人作家の芥川賞受賞作。
冒頭の貧しい農民の倅二人の会話、
「同じ大学に入ろうね。卒業したら、帰ってきて、この高校の先生になって、
僕たちで、農村の子どもを国のエリートに育てよう」、
このくだりに、思わず熱いものがこみあがてきました。
そして、やがて親になり、夢破れ、ふるさとの父に電話して、
「父さんっ」と、泣き崩れ、、、
「よしよし、泣きな、父さんも、、、」
ここでは、思いっきり、、、魂を揺さぶられました、、、
ただ、希望に満ち溢れた中国の若者たちのワクワクする前半に比べると、
・・・、わたし的には、後半がややテンション落ちました、、、
★★★☆☆
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