和裁の道具、其ノ三
®
森永先生の和裁教室 では、お稽古の初めと終わりに、針の数を数えることを、先ず教わりました。
亡くなった祖母が、針を見失ったときに、唱えるおまじないがありました。
「清水の音羽の滝は尽きるとも失せたる針の出でぬことなし」
針の怖さを知っていた祖母は、見つかるまで何度も何度も唱えていました。
門前の小僧で、わたしもいつの間にか、覚えてしまいました。
写真の、白と黒の小さな布は、袖下などに入れる、力布です。
黒いのは、先生がご自分で染められたのを分けて下さったのです。
そして、、、
最近のコメント