k,m,p, "エジプトのききめ。”
内容(「BOOK」データベースより)
ムラマツエリコ、ながわみどり共著。
現代エジプトに振り回され、古代エジプトに圧倒される。
旅のあいだの、まいにちの温度差とか。
キモチイイ、とかスバラシイ、とかわくわくしたり、ぞくぞくしたり、
とにかく、エジプトに何回も行っちゃうワケみたいなものを。
スキとかキライとかを超えてクセになる「ききめ」の部分。だからまた、エジプト。
96年刊「エジプトがすきだから。」の続編。
子供のころの夢は考古学者だったわたしの、
永遠のあこがれ、エジプト。
すっかり気力体力が失われたおばさんに、
異国のにおい、強烈な熱、ざらざらとした砂、べっとべとの感触、ねっとりとした視線、、
驚くべき臨場感と、感動をもたらしてくれる素晴らしい一冊。
★★★★☆
以下、本文より、、、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつも、
「ぜったい、またくる」
と誓って眠るところ。
できすぎた風景、エジプトの白砂漠、
星が降ってくる、白い丘。
あちこち移動して生活するベドウィンを、
ジープでさがしまわった夜。
・・・
真っ暗なか、遠くにぼーっと浮かび上がった、
火を囲む男たちの姿が見えた。
コトバは通じないけれど、
目が合っては、静かにほほえみ、
下心もなにもなく、
寡黙にシャイを注いでくれる
ベドウィンのその目は
その夜の月よりも澄んで見えて、、、、
砂漠での、お泊り。
「砂の宿」の心得に、、、
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