伊勢戸田屋 料晻
何のプランもないまま、宿も決めずに、ふらりとやってきた伊勢神宮。
天埜真珠さん、ご紹介の、伊勢戸田屋 料晻(りょうあん)は、
天保元年(1830年)創業の一日二組限定、数寄屋造りの名旅館。
格子戸を通して、こぼれる黄金色の灯かりは、
今宵の格別な寛ぎのひとときを約束してくれているようです、、、
常連客であった、伊藤博文公の書。
ちょうど、「蒼穹の昴」を読み終えたばかりのわたしには、感激もひとしお、、、
割烹旅館の前身だった両替商の折、
坂本龍馬に、八十万両(当時の軍艦一隻代)を貸し付けたときの龍馬自筆の借用書。
そして、こちらは、その龍馬ゆかりの、、、
堂々たる、丸に十字紋、薩摩藩の見事な対の逸品。
多くの茶人の知るところという名品、お多福、、
他にも、永楽の茶碗、勝海舟の書画など、書画、骨董の数々。
そして、お料理は、、
地元、伊勢湾の贅を尽くした甘い魚介の幸、、、
こころづくしのお夜食のお寿司、、、
思わず知らず、激動の維新にふれることのできた感動の一夜でした、、、
帰宅して、ずっと前に買ってあったサライの伊勢特集を、手に取ると、
なんと、戸田屋さんが、一頁大に紹介されておりました、、、!
« おはらい町、おかげ横丁 | トップページ | 伊勢神宮、下宮(げくう) »
コメント