坂本光司著"日本でいちばん大切にしたい会社”
内容紹介
鳩山首相が感動し、訪問、所信表明演説で紹介した、チョークの会社のエピソードを収録。
村上龍氏推薦。
日本経済新聞「ベストセラーの裏側」
「R25的ブックレビュー」、AERA、
TBS「サンデージャポン」「久米宏のテレビってヤツは!?」
フジ「ニュースJAPAN」 TBSラジオ「アクセス」
・・・、様々なメディアで「泣けるビジネス書」として話題沸騰!
本書の第1部で、著者は
「会社経営とは『5人に対する使命と責任』を果たすための活動」であるとして、
経営の目的を以下の5つに定めています。
1 社員とその家族を幸せにする
2 外注先・下請企業の社員を幸せにする
3 顧客を幸せにする
4 地域社会を幸せに、活性化させる
5 株主を幸せにする
多くの経営書では、会社は株主のものである、と書いています。
また、「会社は誰のものか」という議論では「株主のもの」という考えが支配的で、
経営の目的も「顧客満足」とか「株主価値の最大化」などということが当然のようにいわれます。
しかし著者は、みんな勘違いしている、と喝破します。
会社は顧客のためのものでも、まして株主のためのものでもない、というのです。
社員が喜びを感じ、幸福になれて初めて顧客に喜びを提供することができる。
顧客に喜びを提供できて初めて収益が上がり、株主を幸福にすることができる。
だから株主の幸せは目的ではなく結果である――これが著者の主張です。
目からウロコが落ちる思いの経営者、社員の方々が大勢いるのではないでしょうか。
第2部では、そのことを実証する「日本でいちばん大切にしたい会社」が登場します。
心を打つ、胸にしみる現実のストーリーです。
働くことの意味、会社という存在の意味を深く教えてくれる、必読の1冊です。
なぜこの会社には、4000人もの学生が入社を希望するのか?
なぜこの会社は、48年間も増収増益を続けられたのか?
なぜこの会社の話を聞いて、人は涙を流すのか?
6000社のフィールドワークで見出した「日本一」価値のある企業とは?
「日本理化学工業」「伊那食品工業」「中村ブレイス」「柳月」「杉山フルーツ」の
5社を取り上げ、本当に大切にしたい会社のドラマを紹介する。
これを、理想論だ、とか、きれいごとと言ってしまえば、
それも、また、そのとおりかも、しれません。
けれども、遠回りでも、ばか正直でも、
結局、真の勝者たるには、、、と、興味深く読みました。
この本を読もうと思ったのは、
株を買う目安にしようという不純な動機でしたが、
、、、ほとんど、上場していませんでした、、、
・・・私の大好きな、「伊那食品工業」が、紹介されていて、
さっそく、ネットで在庫を補充しちゃいました~♪、、、(^-^)
★★★☆☆
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