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2010年6月28日 (月)

白石一文著 ”ほかならぬ人へ” ☆



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■おすすめコメント 
愛の本質に挑む純粋な恋愛小説。

 
愛するべき真の相手は、どこにいるのだろう?
 
「恋愛の本質」を克明に描き、さらなる高みへ昇華した文芸作品。
2010
年 第142回 直木賞受賞



表題作と、もう一遍の「かけがえのない人へ」
こちらの出だしは、杳としてつかみどころがない感じでしたが、
この台詞にいきなり、ぐっときました、、、

「あんたもたまにはいいこと言うじゃない。そうなのよ。
 
 私たち女にとって、結婚っていうのは、 言ってみれば悪魔の呪いみたいなもんなのよ。」


そして、この台詞のあたりでは、もうすっかり引き込まれてました、、、

「結婚なんてものは、とりあえず、いまの自分で○と思ってるときにするもんだ。
 
 俺や、あの女みたいに何かを変えようとか、
 
 違う人間になろうとか思ってしちまうとろくなことはない。そういうことだ。」


「ほかならぬ人へ」では、東海さんが好き、だったし、
後者では、黒木が好きになった、、、つまり、わたしの場合、好きな人がいると、
その本が好きになる、という、単純な図式なのでした、、、

★★★★☆













2010年6月25日 (金)

Kona Salon のパンクラス、食パン


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Kona Salon のパンクラス
、食パンでした。
 
クリスピーで、もっちもち、、、
tomo
さんにしか作れない食パンです、、、




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キャベツのマスタード和え、にんじんのフラン、
 
そして、スパイシーソーセージ、、、、
 
・・・、こんなにおいしいのが、こんなに簡単に?!、ヽ(^o^)丿




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レモンカスタード、いちじく&チェリー

今月もまた、へんなおばさんを温かく迎え入れてくださる、
最高の居心地のコナサロンでした、、、
                             

ご一緒したブロガーさんおふたりは、お菓子教室を主宰なさっていらっしゃいます。
マフィンを教わりたい♪、hjemmeさん、 
プリンケーキを教わりたい♪、natsukoさん、 
・・・、みなさま、ありがとうございます、(^-^)











2010年6月23日 (水)

あじさい電車





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残念ながら今年は、
 
春の大雪などであじさいが例年のようには楽しめない状況です。




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それでも、ものすごい勾配の山道を軋みながら登ってゆく箱根登山鉄道は、
 
力強く、一種の感動を覚えます。




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箱根の山は天下の険 函谷関も ものならず
 
万丈の山 千仭の谷 前に聳え 後方に支う
 
雲は山をめぐり 霧は谷をとざす 昼なお暗き 杉の並木
 

鉄橋から見下ろす谷底です、、、
このあと、強羅公園へと向かいます、、、













強羅公園


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あじさい電車を終点の強羅で降り、
箱根登山ケーブルカーに乗り継ぎ、二つ目の公園下で降りると、

徒歩一分で強羅公園の西門です。
標高が高いので、ローズガーデンでは、バラが楽しめます。




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地植えのあじさいに、まだ花はなく、ハウス内のあじさいを楽しみました。




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亡くなった父は、紫陽花が大好きでした、、、





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そして、お目当ては、苔むした枝折戸の向こうに、、、




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近代三大茶人の遺席、白雲洞茶苑、、、
こちらで、お茶を戴く所存でしたが、残念ながら、14時で終わりとのことでした、、、

夕ご飯は、強羅花壇へ、、、(*^^*)










強羅花壇 懐石料理

 

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強羅公園の正門を出て、急な下り坂を歩いて三分、、、
・・・、大好きなハーフティンバー、、、
あこがれの強羅花壇、、、






 

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予約の時間に少し早かったのですが、売店でもと、勧められて、、、
この渡り廊下の素晴らしい視覚効果に、田舎者のわたしは、
思わず足を止めて歓声をあげてしまいました。
しかも、この圧倒的な空間に、萩のお香が焚き染められているのです、、、







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昭和五年に建てられた旧閑院宮別邸という由緒ある洋館、(HPより)






 

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懐石料理の写真は、これ一枚です。
もう、どれもこれもが、最高のおいしさで、
最後に、”またお越しください”、とお声を掛けて頂いたときは、
”また、来ます!”と、心から即答しておりました、、、

・・・ただ、正直なところ、和牛だけが私どもには、いまひとつで、、
あれもこれも、と、欲張らないほうがいいな、と反省しました。



 

 

 

 

夜のあじさい電車


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強羅花壇をあとにして、徒歩三分、夕暮れに沈む、美しい強羅駅です。




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すごい人気で、ぎりぎりで予約が取れた、夜のあじさい電車ですが、
地植えのあじさいに花はほとんど見受けられず、
”大変申し訳ございません、ほとんど、あじさいの花はございません”、との
車内アナウンスに、爆笑の嵐、、、

ライトアップされた花のないあじさいに、
”今の時分、あじさいの葉の緑色が目にも鮮やかでとてもきれいです、”、、
これまた、車内、爆笑!

そして、”もしかしたら、今宵は特別ゲストがお見えかもしれません、、、”
・・・、それは、蛍、でした、、、(^-^)




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標高が下がり、終点の湯本駅間近になってようやく少しだけ、、、、

あじさいの花がないのは、誰のせいでもないわけで、
それでも、ほんとうに申し訳なさそうに、
あの手、この手で、わたしたち乗客を楽しませようと、
一生懸命な箱根登山鉄道のスタッフの皆々様方、、、
その真摯な熱意に、心を動かされました。

強羅花壇といい、箱根登山鉄道といい、
その第一級のホスピタリティに、ゆったり酔いしれた素敵な一日でした、、、










2010年6月18日 (金)

枇杷




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ご近所の方から、庭のびわを分けていただきました。
 
この蒸し暑いなか、はしごをかけて、びわをもぎ、
 
自転車でお持ちくださった、そのお気持ちが、
 
とても、うれしく、ありがたいのでした、、、

・・・、それに、だって、わたし、びわ、大好きなんですもの~♪、、                              

●追伸
 
枇杷の葉には様々な薬効があり、
 
古くから、湿布に、温灸に、入浴剤にと親しまれております。

そして、強力な殺菌力を有しているので、昔は結核病棟の庭に植えられ、
 
そのために誤解され、不吉だと忌み嫌われることもあるけれど、
 
それは、まったくの濡れ衣だと、何かで読んだことを思い出しました。










2010年6月14日 (月)

山本一力著 "晋平の矢立” ☆


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内容(「BOOK」データベースより)
 
享保二年正月、江戸尾張町が大火に見舞われた。
 
焼け残った土蔵の取り壊しに難儀した肝煎衆五人組は、
 
深川に壊しの名人・伊豆晋平を訪ねる。
 
“伊豆晋”は建替え普請のために家屋を壊す「壊し屋」だ。
 
荒くれ男たちを束ねる棟梁晋平は、度量もさることながら、
 
蔵から出る古道具への目利きも並ではない。
 
蔵の壊しを請け負った伊豆晋の面々の活躍と、
 
所蔵品にまつわる因縁話を、情たっぷりに描く、大江戸人情物語。



世間的には、決して評価の高い本とは言えないけれど、わたしは、
直木賞を受賞した、”あかね空”より、好きです。
江戸の職人の、粋と侠気をたっぷりと、たのしみました、、、
だいこん "と並ぶくらいに、大好きです、、、

★★★★☆









池波正太郎著 ”剣の天地”


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内容紹介
 
「戦国武将」から「剣聖」へ。
 
新陰流創始者・上泉伊勢守の勇壮な生涯。
 
時は戦国――のちに「剣聖」と仰がれる上泉伊勢守は、関東制覇の要衝・上州は大胡の城主。
 
上杉謙信・武田信玄・北条氏康の野望に巻き込まれ、戦場から戦場へ体を休める暇もない。
 
その武勇を「上州の一本槍」と天下に轟かせるも、一介の剣士として
 
剣の道に没入できる平穏な日々の訪れを秘かに願う伊勢守だった。
 
折しも国盗り合戦は佳境を迎え、上州の勢力図にも大きな変化が……。
 


天下の池波正太郎が、
天下の剣豪を描く上下刊二冊の大作。
・・・、それなのに、なぜか、物足りなさが、、、

★★☆☆☆








山本周五郎著 "大炊介始末”



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内容紹介
 
自分の出生の秘密を知った大炊介が、狂態を装って藩の衆望を
 
故意にうらぎらねばならなかった悲劇を描く表題作。
 
自分たちはおたふくであるときめこんでしまっている、
 
底抜けに明るく情味豊かな姉妹の物語「おたふく」。
 
奇抜な視点と卓抜な文体で「剣聖」宮本武蔵を描き、
 
著者の後半期の出発点となった、意義深い作品「よじょう」など。
 
さまざまな傾向の短編から代表作10編を選りすぐった。 
 

去年読んだ本のわたし的ナンバーワンは、和田竜著”のぼうの城”、
その著者の推薦本だったので、久しぶりに手に取った、大好きな山本周五郎、、、
その大きすぎる期待が仇をなしたのか、
それとも、時の流れがわたしを変えたのか、、、 

 ★★☆☆☆




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やはり同じく、彼の推薦本で読んでみた、
橋本忍著”複眼の映像ー私と黒澤明” 
じつは、後期の黒澤作品しか観ていなくて、
よくわからない私が、理解を深めようと手に取ってはみたものの、、、

日本映画に造詣のある方だったら、
さぞかし、興味深いだろうと、知識のない自分を残念に思いました、、、

★★☆☆☆











2010年6月 7日 (月)

Salvatore Ferragamo


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幼稚園のママ友、奈津子さんから、思いがけないプレゼントを、、、




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Wow!!!
フェラガモのバックです、、
なんて、すてき、、、




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しかも、高級スイーツまで、、、 
でも、いちばんうれしかったのは、、、
・・・、奈津子さんのお便り、でした、、、
thank you
so much、、、                              

ダメ人間同士、、、これからも、ヨロピク~♪












2010年6月 4日 (金)

自由が丘 古桑庵



大好きな、みどりちゃんと自由が丘でランチデート♪
お気に入りの喫茶店
でナポリタンを、、、(^-^)




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夕方、ぶらぶらして、素敵なこの看板に引きこまれていくと、そこは、、、




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夏目漱石縁の古桑庵
大正末期に建てられた鄙びた家は、ここだけ、まるで、時がとまったかのようで、、
・・・、都心に居ることを忘れさせてくれます、、、




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こじんまりとした、この店は、若い人たちで満席でした。
おいしいあんみつをいただき、みどりちゃんとふたり、すっかりくつろいだ、のでした、、
(^-^)













自由が丘 ポパイカメラ、マリオネット、、、




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自由が丘では、ローラ・アシュレイがやっぱり好きです、、(^-^)
今回は、ほかにもいくつか、お気に入りのお店を見つけました。

 
そのひとつが、ポパイカメラ、、、かわいいシール(105円)を購入。
 
それから、お洒落なシャツのお店、ENZO GALA
 
そして、安くてかわいいレースやキルトがたっくさんで、
 
おばさんたち、大興奮の、Marionette.




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最後は駅前の、器の店、ななかまど、です。
これは、まだ実家に居たころ、
母がわたしにと買ってくれたのと同じ品で、とても気に入っておりました。
三十年ぶりに、このご飯茶碗にめぐり会えて、
なんともいえない懐かしさでいっぱいになりました、、




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この店には、他にも、こんなモダンなお皿や、、




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大好きな鳥獣戯画の絵付けもありました、、、

みどりちゃんとは、話も合うし、趣味も合うし、一緒にいると、とってもたのしいのです、、、
たのしい一日を、ほんとうにありがとう♪、、、(^-^)(^-^)(^-^)











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大好きな本

  • あさの あつこ: バッテリー
  • サガン: なんでも
  • チャンドラー: 長いお別れ
  • ブレイディみかこ: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 中坊 公平: 金ではなく鉄として
  • 中脇初枝: 世界の果ての子供たち
  • 伊与原 新: 八月の銀の雪
  • 伊坂 幸太郎: 重力ピエロ
  • 住井 すゑ: 橋のない川
  • 冲方 丁: 天地明察
  • 原田 マハ: 太陽の棘
  • 司馬 遼太郎: 竜馬がゆく
  • 吉田 修一: 国宝
  • 和田 竜: のぼうの城
  • 夏川 草介: 神様のカルテ
  • 天童 荒太: 永遠の仔
  • 妹尾 河童: 少年H
  • 宮田 輝: 流転の海
  • 小川 洋子: 博士の愛した数式
  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山本 周五郎: なんでも
  • 山本文緒: 自転しながら公転する
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 帚木 蓬生: インターセックス
  • 帚木 蓬生: 三たびの海峡
  • 恩田 陸: 蜜蜂と遠雷 
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 東山 彰良: 流
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • 沢木 耕太郎: 深夜特急
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 畠中 惠: しゃばけ
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • 篠田 節子: 長女たち
  • 金城 一紀: GO
  • B・パーカー: スペンサー
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