« 横浜 うかい亭 ④ ★ | トップページ | 北方謙三著 "独り群せず” ☆ »

2010年1月20日 (水)

北方謙三著 ”杖下に死す”



41njzgmc6kl__sx230_



内容(「BOOK」データベースより)
 
米不足が深刻化する大坂に、ふらりと男が現れた。
 
幕府お庭番の家系に連なる剣豪・光武利之。
 
料亭の女将と深い仲になり、
 
商都の奥深さに魅せられる利之は、また、一人の友を得る。
 
私塾「洗心洞」を主宰する大塩平八郎の息・格之助。
 
信じる道を真直ぐ歩む友の姿に、いつしか利之は深く魅かれていく―。
 
窮民救済を掲げて先鋭化する大塩一党、
 
背後に見え隠れする幕閣内の政争、そして西国雄藩の不審な動き。
 
商都の闇がいっそう深さを増す中、幕末の扉を開く運命の日は、
 
刻一刻と迫りつつあった。



さっそく、図書館に予約して、読んでみました。"独り群せず”の前編です。
切符のいい活き活きとした生前のお勢の様子、また、
図抜けた剣客であった公武がなぜ、料理人になったのか、
その経緯は、無理がなく、興味深く読みました。
けれども、入り組んだ幕府の陰険な駆け引きの世界が、わたしには、いまひとつで、
歴史で習っただけの大塩平八郎の乱も、いまひとつ、、、

やはり、続編の、"独り群せず”の前半部分、
公武とその孫のやり取りに一番心を動かされました、、、

★★★☆☆










« 横浜 うかい亭 ④ ★ | トップページ | 北方謙三著 "独り群せず” ☆ »

読書(あ~さ)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 横浜 うかい亭 ④ ★ | トップページ | 北方謙三著 "独り群せず” ☆ »

大好きな本

  • あさの あつこ: バッテリー
  • サガン: なんでも
  • チャンドラー: 長いお別れ
  • ブレイディみかこ: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 中坊 公平: 金ではなく鉄として
  • 中脇初枝: 世界の果ての子供たち
  • 伊与原 新: 八月の銀の雪
  • 伊坂 幸太郎: 重力ピエロ
  • 住井 すゑ: 橋のない川
  • 冲方 丁: 天地明察
  • 原田 マハ: 太陽の棘
  • 司馬 遼太郎: 竜馬がゆく
  • 吉田 修一: 国宝
  • 和田 竜: のぼうの城
  • 夏川 草介: 神様のカルテ
  • 天童 荒太: 永遠の仔
  • 妹尾 河童: 少年H
  • 宮田 輝: 流転の海
  • 小川 洋子: 博士の愛した数式
  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山本 周五郎: なんでも
  • 山本文緒: 自転しながら公転する
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 帚木 蓬生: インターセックス
  • 帚木 蓬生: 三たびの海峡
  • 恩田 陸: 蜜蜂と遠雷 
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 東山 彰良: 流
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • 沢木 耕太郎: 深夜特急
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 畠中 惠: しゃばけ
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • 篠田 節子: 長女たち
  • 金城 一紀: GO
  • B・パーカー: スペンサー
無料ブログはココログ