有吉佐和子著"木瓜の花”
『芝桜』の主人公、正子と蔦代のその後を描いた作品。
旅館の女将として堅実な仕事に精を出し、
幸せをつかもうと健気に生きる正子の姿が胸に迫る。
トラブルメーカー蔦代も健在である。
ケリーちゃんの書評で読んでぜひ読んでみたくなった一冊。
これを読むために、前編ともいえる"芝桜"を読みました。
その期待を裏切られることのない、面白さ、、、
舞台は戦中戦後だけれど、ひとのこころは、今と同じ、、なにも、変わらない、、、
前編では豪華な着物の数々に息をのみましたが、
本作では、思うひととバレエの公演に行く為、久しぶりに着物を新調する正子に、
呉服屋と一緒になって、わたしまで、すっかり有頂天に、、、
蔦代と一子の丁々発止のやり取りには、涙を流して、爆笑、、、
人生の機微を、思う存分に楽しむことができました、
ケリーちゃん、ありがとうございます♪
(この本は絶版になっています、図書館で、、、)
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読んでくださってありがとうございます。
今、私はやはり彼女の著書である「和宮様御留」を読んでいるのですが、非常に質の高い内容である一方、読者側にも受け止める力、理解力がないとこの本の良さが伝わらないのだろうなぁと思い、やはり昭和の粋と意気の時代の作家さんだったのだなぁと実感させられます。
きぬえさん、「悪女について」はもう読まれましたか?
これは最高の娯楽作品です。
やはり戦後を舞台にした作品なのですが、今の時代でも全然古く感じないんですよ。そして男女の機微も今も昔も同じだなぁって思います!
このお話の主人公も、これまたものすごい謎に満ちた人物です。お話の中で、主人公の口癖が「まぁぁ」というのですが、読了して1年ぐらい、私の口癖が「まぁぁ」になってしまったぐらい(当時)衝撃の作品でした。(初めて読んだ時はまだ20歳そこそこだったので;;;)
お時間が出来たら是非!!
私は「和宮様~」を読了したら、いよいよ「壬生義士伝」に取りかかりますよん♪
投稿: ケリーちゃん | 2009年9月14日 (月) 09:08
この本、ほんと、おもしろかったですぅ~♪
このふたりの、まるで、目の前でくりひろげられているかのような、
臨場感抜群の展開に、すっかり、心をうばわれ、堪能しました。
それにしても、お料理もお上手だけど、
しっかりした文章を書く方だな~、、、と、
感心しきりです!、(*^。^*)
それに、気が短いなんて、とんでもない、、、
わたしなんか、ゼッタイ、生キャラメルなんか、
作ろうとも思いませんし、作れませんから、、、(^^ゞ
次は、"悪女について"、、、これを、予約します♪
なんだか、ワクワクします、(*^_^*)
いつも、ありがとうございます!
投稿: きぬえ | 2009年9月14日 (月) 19:42