沢村凛著 ”黄金の王 白銀の王” ☆
ファンタジーノベルというのが
どういう本を指すのか、 よくわかりませんでしたが、
この本を開いて、この地図が目に入ってきたとき、
・・・、苦手な本かも、、、と躊躇したことは確かです。
けれども、読みすすむうちに、夢中になってしまい、一日中、読む羽目に、、、
ロシア文学は、登場人物の名前が覚えられないので、苦手なわたしですが、
この本の地名、人名は、その前に、まったく読めません、、、
薫衣と書いて、くのえ、、、穎(ほさき)、、、
今、ここで、変換しようとしても出てこない難解な漢字ばかりですが、
これに、くじけては、なりません。
主人公三人だけ覚えたら、後は、自分なりに読み仮名をつけて、
好きに、読んでゆけばいいのです。
何代にもわたって、殺し合い、憎しみあってきた、ふたつの血流。
それは、まるで、パレスチナのような、手の施しようのない、根深い怨恨、、、
それを、ごく若い、ふたりの図抜けた為政者が、超人的な知恵とちからで、
ひとびとを、あるべき道へと、唯一生き残る道へと、導いてゆく、感動のストーリーです。
★★★★☆
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