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2009年3月 5日 (木)

須賀敦子著 ”ヴェネツィアの宿”



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”出版社/著者からの内容紹介”
父や母、また人生の途上に現われ、消えていった人びと。
その人びとが織りなした様々なドラマは、何だったのか。
名文で綴る人生の検証。



わたしには、まったく無縁な
インテリジェンスの世界が、深く広がっている一冊。
人生でほんのひととき、
交差しただけの人々の横顔が、次々と綴られていきます。
ほとんど、なんの脈絡もないかれらが
唐突と現れては、消えてゆくのに、その的確で、鋭い描写力は、
僅か数行でその場へ、そのお方へといざないます。
著者の独特の美しい名文に、こころを奪われました。

karin
さんの書評で初めて知った、須賀敦子さんですが、
たくさんの読者のいる著名な方だったんですね、、、

karinさん
、ありがとうございます、、、

”オリエントエクスプレス”の車掌さんのお計らいには、
ヨーロッパの粋な心意気に、涙が こぼれましたよ、、、











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読書(あ~さ)」カテゴリの記事

コメント

きぬえさん、こんにちは。

須賀さんの本、気に入ってもらえて良かったです。
須賀さんってものすごく頭の良い方ですよね。
私も彼女を知ったのは数年前で、既に亡くなったあとでした。

「ミラノ霧の風景」「コルシア書店の仲間たち」「トリエステの坂道」もお勧めです。

karinさん、
平易な言葉使いなのに、
底知れぬ知性を感じさせる稀有な方ですね、、、
もう亡くなられたと聞いて、
なんだか、気が抜けてしまいました、、、(:-:)

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