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2009年1月23日 (金)

桐野夏生著 ”東京島”



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内容

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人が流れ着いた太平洋の涯の島に、女は清子ひとりだけ。
 
いつまで待っても、助けの船は来ず、いつしか皆は島をトウキョウ島と呼ぶようになる。
 
果たして、ここは地獄か、楽園か? 
 
いつか脱出できるのか―。
 
食欲と性欲と感情を剥き出しに、生にすがりつく人間たちの極限状態を容赦なく描き、
 
読者の手を止めさせない傑作長篇誕生。



尊敬する桐野夏生の四年ぶりの新作ですが、
 
彼女一流の毒というか、切れがあまり伝わってこなくて、
 
全体的に散漫な印象が否めず、やや残念なきもちでした、、、

★★☆☆☆












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コメント

私どちらも読みました。
東京島は、本当にあった話をもとにしたのよね。

この人の本は、いつも最後がはっきりしなくて、読んでるうちは夢中になれるんだけれど、最後はいつも・・・で終わる。後は自分の想像で、って感じ。

単細胞のせいか、すっきり単純明快に終わりたい人には、ちょっといらいらするかもね。

bigmomさん、
たしかに~、、、
ほんとうにあった話を下敷きにしていることが多いし、
”やわらかい頬"は、読後、
その事件の顛末を、ネットで調べちゃったよ、、、(^^ゞ

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