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2008年9月29日 (月)

島本理生著 ”ナラタージュ”



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出版社 / 著者からの内容紹介
 
壊れるまでに張りつめた気持ち。
 
そらすこともできない・・二十歳の恋
 
大学二年の春、片思いし続けていた葉山先生から電話がかかってくる。
 
泉はときめくと同時に、卒業前に打ち明けられた先生の過去の秘密を思い出す。
 
今、最も注目を集めている、野間文芸新人賞作家・初の書き下ろし長編。



評判の一冊ですが、恋愛の世界から遠ざかって久しいおばさんには、
いまひとつ、ピンとこないのでした、、、

・・・、とにかく、優柔不断な登場人物に、じれる、、、

・・・、なんで、たいして好きでもない男の部屋にひとりで、のこのこついて行くの?

・・・で、このドイツ旅行は、なんだったの、、、?

「僕が一緒に死んでくれと言ったら」
 
「一緒に死にます」
 
・・・って、おいおい、ちょっと、まってくれよ~、マジかよ~、、、

・・・、え?、線路に飛び込むって、、ちょ、ちょっと、まってよ~!!!、
ぐちゃぐちゃになった遺体の肉片を拾い集める人のこと、考えてよ、、、(:-:)
その遺体を確認する遺族のこと、ほんの少しでも、考えてよ、、、
せめて、くすりにして、、、

・・・って、あ~、、、くすり、飲んじゃった、、、 

・・・、ってな具合に、たくさんの疑問符につつまれながらも、
後半は次第に盛り上がり、最後まで読みました、、、
繊細な心理描写の名作ですけど、
この本の良さが、おばさんには、いまひとつ、理解不能なのでした、、、

★★☆☆☆












2008年9月27日 (土)

Kona Salon のパンクラス、食パン

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地味なルーティンワークの暮しのなかで、毎月楽しみにしている、
コナサロン
のバリエーションクラスでした。
今日のごちそうのナンバーワンは、なんと言っても、おいしそうな匂い、です、
ソーセージや、じゃがいもやトマトの焼ける、香ばしい匂いが、もう、たまらない、のでした、、、




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ポテトロースト、、、どれもこれも、おいしくって、、、(*^^*)




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大好きなミルクティに、、、




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デンマーク製の贅沢なバターがとろける、こんがりとトーストした絶品の食パン、、、




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さらに、見たこともない高級なジャムの数々に、山盛りのフルーツ♪




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季節の果物とプティニュアージュ(清水牧場フレッシュチーズ)




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もなかのアレンジ




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、、、名前を忘れてしまったのですが、とにかく、うっとりする香りのお茶、、(*^_^*




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そして、Aさんとご一緒でしたので、
プロ並みの腕前のいちじくケーキのご相伴に預かることができて、とっても、ラッキーでした♪
有名な本間先生レシピのケーキは、ふつうなら、とても、わたしが戴けるチャンスはないのでした、、 

おいしそうなクラスのくわしい様子は、
タラさん
、や、
akkoさん
のブログからも、、、(^-^)












2008年9月25日 (木)

シネマ歌舞伎 ”ふるあめりかに袖はぬらさじ”


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ahbonんのブログ 
で紹介されていた、
シネマ歌舞伎 ”ふるあめりかに袖はぬらさじ
を観て参りました。

若い頃は母に連れられて、何度か、歌舞伎座に通いましたが、
教養を必要とするこの娯楽を理解できずに、しょっちゅう船を漕いでいるわたしのことを、
やがて、母は、あきらめた、のでありました、、、

ただ、その頃でも、玉三郎だけは、
眠気も忘れて、その艶やかなうつくしさに、見惚れたものでした。
苦手な歌舞伎ですが、玉三郎の、それも映画なら、、、と思ったのです。

久しぶりの大画面で拝見する玉三郎はすっかり容色が衰えていましたが、
それを補って余りあるほどの芸のちからに、つくづくと、感服致しました。
なんて、上手いんでしょう、、、

その達者な芸に数限りなく笑わされながら、
あ~、こんな、粋でおもしろいおねえさんが、もしそばにいたら、
張りついて、離れないだろうなあ、、、と、すっかり、魅了されました。

舞台を、歌舞伎を、愛する彼の一心さが、強力な磁場を巻き起こし、
観る者を、ひとり、またひとりと、引き寄せてゆくのでした。

見応えのある、すばらしい作品でした、、、
ahbon
さん、ありがとうございます!!!














帝国ホテル、オールドインペリアルバーで昼食を、

 

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『旧帝国ホテルの面影を唯一いまに伝えるクラシカルなメインバー
 建築史上不滅の名声を残したフランク・ロイド・ライトの設計による旧帝国ホテルは、
 多くの人々から親しまれ愛されただけでなく、世界の建築芸術史上に傑作として名を残しました。
 そこには、国際的な視野で再発見された日本文化とともに
 大胆なまでの創造性が息づいていたと、いえましょう。』
                                ・・・写真は、往時の装飾壁








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 『「オールドインペリアルバー」は、この「ライト館」と呼ばれた、
  旧帝国ホテルの面影を現在に伝える東京では唯一の場となっています。
  たとえば店内左奥の大谷石や、壁のテラコッタは、当時のまま。
   壮麗にして優美と語られた良き20年代の全貌を偲ばせます。 』
                              ・・・以上、HPより、







 

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ランチは、この素敵な帝国ホテルのオールドインペリアルバーで、、、








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照明をおとした落ち着いた雰囲気のなか、絶妙な間合いの上質な接客に、
肩のちからが抜けて、ゆったりとくつろぐことができました。

 

 

 





2008年9月17日 (水)

一キロ、9円の米、



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ウルグアイラウンドで決まった、ミニマムアクセス(最低輸入義務)。
それが、前回、輸入米の入札、ゼロだったとか、、、
世界的な穀物不足による国際価格の急騰が原因らしい。
・・・、え?、買わなくてもいいの~?、それって、アリなの~?
それなら、不要なものを輸入することなど、ないだろうと、思うのですが、、、、
そもそも、世界各地で餓死者が出ているのに、
米余りのこの国が義務で輸入すること自体がなんだか、おかしい。
そして、山のように買い込んだ外米を、倉庫を借りて保管している、
その保管料が、年間184億円、、、もちろん、税金、、、
猛毒のカビは、この保管中に発生したのか、それとも、その前から?

水田は、水保全など環境保全に、とても大切な役目を果たしています。
その貴重な水田が、米の消費量の減退で、
この稲穂の国から、耕作放棄などで、どんどん失われています。

・・・、よく分からないけど、
・・・、なんだか、おかしい???
、、で、、、とつぜんですが、、、選挙に行きましょう♪
うちの愚息など、おれの一票でなにが変わる、というのですが、
このばかたれが!!!、なぐってやろうかと思いました、、、<`~´>
だって、死んだおばあちゃんがよく言ってましたもの、
ごはん粒を残すな、
ひとつぶは、八十八粒、米という字は、そう書くのだ、と、、、
ひとつぶも、一票も、、、たいせつに、、、
あだや、粗末にしてはならないのです、、、









2008年9月15日 (月)

哀川翔著 ”俺、不良品。”  ☆



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内容(データベースより)
 
一世風靡セピアの一員としてデビューし、解散後は俳優として才能を発揮、
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本のVシネマ作品に出演を果たしながら、映画のプロデュースもこなす哀川翔。
 
その誕生から現代までを自らの手で綴った自伝。



あまり好きではなかった俳優さんでしたが、
三浦しをんさんのブックガイド
でこの本を知り、食わず嫌いもどうかと思い、
ものはためしと、読んでみたところ、思いっきり、予想外でした、

決して恵まれた幼少時代とは言えないのに、怨み、つらみはみじんもなく、
己の運命も他人の有り様も、ただ、ありのままに受け入れるその度量の大きさ、
抜群の運動能力とともに、冷静な見極めのできる賢さ、
そして、あきれるほどの、まっすぐな正直さにうたれました、、、

飾り気のない、自分の言葉で訥々と語る文章は、
不思議なちからで読む者のこころを捕らえてゆきます。

・・・なんで、
原宿に一世風靡セピアを観に行かなかったのか、自分?、と、悔やみつつ、、、

もし、いつの日か、選挙に出馬となれば、全力で応援申し上げます!!!

★★★★☆












2008年9月11日 (木)

伊坂幸太郎著 ”ゴールデンスランバー”

 

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 内容紹介
  俺はどうなってしまった?
  一体何が起こっている?
  首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか?
  二年ぶり千枚の書き下ろし大作。 』





重力ピエロ”で、ノックアウトされた、伊坂幸太郎作品。
”週末のフール”、
”オーデュポンの祈り”に続いて手にした、
世間では大人気の、本屋大賞受賞作品。

キルオが出てくるまでは、なんだか、いまひとつでしたが、
機知に富んだエンディングには、救われる思いがしました。
ただ、わたしは、彼独特の想像の世界が楽しめない、ことがわかったので、
しばらく、伊坂作品は、、、お休みします、、、

★★★☆☆










2008年9月 7日 (日)

洋風炊き込みごはん

 

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マジカルキッチンの炊飯器で作る簡単ピラフ、
洋風炊き込みごはん
、です。 .
ウイークエンドの、あっさりとしたお手軽ブランチに♪
戴くまえに、胡椒をがりがりと、、、(^-^)









2008年9月 5日 (金)

島本理生著 ”クローバー”



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内容
 
ワガママ放題で思いこみが激しく、常にモテる努力を惜 しまない女子力全開の華子。
 
冷静だけど自分のことだけはよくわかってない理科系男子冬冶。
 
二人は“顔だけはそっくりだが、
 
内面は赤の他人より共感するところの少ない”双子なのだ。
 
今日も今日とて、新しい恋に邁進せんとする華子に、
 
いろんな意味で超強力な求愛者・熊野(本名・細野)が出現。
 
面白がりつつ見守る冬冶も、研究室いちの不思議ちゃん、雪村さんの捨て身アタックを受けて……
 
騒がしくも楽しい時間は過ぎ、やがて新しい旅立ちの予感が一同の心を揺るがしはじめる。
 
理想の人生なんて得られないんだけど、大切なものは変わりゆくのかもしれないけれど、
 
好きなひとと手をつないで、明日も歩いていきたい……
 
『ナラタージュ』の島本理生がおくる、
 
キュートで痛快、せつなくて愛おしい、最新恋愛長編!!




 
ふつーに、ヤな女の華子ちゃんにぐいぐいとひきつけられてゆきました。
 
だって、彼女、、と~っても、チャーミング、なんですもの、、、
 
ただ、物語が終盤に向かうにつれて、華子の出番が減るとともに、私の興味も薄れてしまいました、が、、、

★★★★☆









ミナペルホネンのイラストがかわいい本。

桐野夏生著 ”柔らかな頬”


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内容紹介
 
「現代の神隠し」と言われた謎の別荘地幼児失踪事件。姦通。
 
誰にも言えない罪が初めにあった。
 
娘の失踪は母親への罰なのか。
4
年後、ガン宣告を受けた元刑事が再捜査を申し出る。
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歳、余命半年。
 
死ぬまでに、男の想像力は真実に到達できるか。
 
1999年度 直木賞受賞作
 


尊敬する桐野夏生の本、しかも直木賞受賞作、ということで、
・・・、期待が大きすぎたのでしょうか、、、
読後、なんとも重い疲労感を覚えました、、、

★★☆☆☆











2008年9月 3日 (水)

森絵都著 ”風に舞い上がるビニールシート”



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内容(「BOOK」データベースより)
 
愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を、今日も思っている。
 
大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語。




そのどれもが、長編になりえる、粒よりの短編集。
切れ切れのわずかな時間で、楽しめる、2006年度、直木賞受賞作品。
”永遠の出口”に続いて読み、、なんだか、このごろ、
森絵都づいているような、、、

★★★☆☆








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大好きな本

  • あさの あつこ: バッテリー
  • サガン: なんでも
  • チャンドラー: 長いお別れ
  • ブレイディみかこ: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 中坊 公平: 金ではなく鉄として
  • 中脇初枝: 世界の果ての子供たち
  • 伊与原 新: 八月の銀の雪
  • 伊坂 幸太郎: 重力ピエロ
  • 住井 すゑ: 橋のない川
  • 冲方 丁: 天地明察
  • 原田 マハ: 太陽の棘
  • 司馬 遼太郎: 竜馬がゆく
  • 吉田 修一: 国宝
  • 和田 竜: のぼうの城
  • 夏川 草介: 神様のカルテ
  • 天童 荒太: 永遠の仔
  • 妹尾 河童: 少年H
  • 宮田 輝: 流転の海
  • 小川 洋子: 博士の愛した数式
  • 山崎 豊子: 沈まぬ太陽
  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山本 周五郎: なんでも
  • 山本文緒: 自転しながら公転する
  • 山田 詠美: アニマルロジック
  • 帚木 蓬生: インターセックス
  • 帚木 蓬生: 三たびの海峡
  • 恩田 陸: 蜜蜂と遠雷 
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 東山 彰良: 流
  • 桐野 夏生: グロテスク
  • 沢木 耕太郎: 深夜特急
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 畠中 惠: しゃばけ
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • 篠田 節子: 長女たち
  • 金城 一紀: GO
  • B・パーカー: スペンサー
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