帯結びのコツ
昔、モデルをしていたとき、着物の仕事がけっこうありました。
プロの着付けの方に着せて頂くのですが、
両足を小さく前後にして、お腹にちからを入れて立ちます。
ところどころで、ぐっと締めるので、
その都度、ぐらぐらしていては、きれいに着れないからです。
たいてい、先生と助手の方が、ふたり一組になり、
前後を入れ替わりながら、あっという間に着せてゆきます。
後ろで、先生が帯を結んでいるあいだ、
助手の方が前で、帯の上の部分に指先を入れて、
隙間を作っていらっしゃいました。
ちょうど、写真の帯揚げの結び目が入っている部分です。
そうすると、帯枕の紐や、帯揚げがきれいに収まり、すっきりとするのです。
(ごろごろした結び目で、痛い思いもしなくてすみます、)
帯を結ぶとき、わたしは、いつも、ここに、帯枕をいれて、隙間を作っています。
ちなみに、帯枕は、予め帯揚げをかけておき、
真ん中をゴムで留めて置くと、外からは見えませんし、
楽に、きれいに締めることができます。
また、帯揚げは撮影では、たいてい一度ねじっているだけで、
結ぶことは余りありませんでした。
その中に綿を入れて膨らませることもありました。
以上、ちょっとした、帯結びのこつ、でした、(^-^)
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仕事を辞めてから着物なんて着ないけど、この着方、懐かしいな~。
こうやって結んでもらうと、苦しくないし、着崩れないんだよね。
きぬえは着物好きだもんね。
私は無縁だわ。似合わないの・・・
投稿: mieko | 2008年1月 6日 (日) 08:29
★mieko,
うちは母が、いつも着物を着ている人で、
着物で、運転して、揚げ物をする母を見て育ったので、
母のおかげだと思う。
それにしても、頭ひとつ身長が違う母の着物も、
揚げが入っていれば、縫い直して着れるから、
着物ってすごいな~、とつくづく思う、、、(^-^)
投稿: きぬえ | 2008年1月 6日 (日) 09:04