靖国神社
先日、所用で上京したので、近くの靖国神社へ、主人と長男と三人で参拝しました。
ゼロ戦です。
悲しい歴史を持つ、ゼロ戦ですが、この色、このデザイン、、・・・、
毅然とした美しい姿で、静かに佇んでいました。
隣接する遊就館のロビーで、入場料を払わなくても見ることができます。
与謝野晶子の詩が、ふと、心に蘇りました。
「君死にたもうことなかれ」 旅順口包囲軍の中に在る弟を歎きて
ああおとうとよ 君を泣く
君死にたもうことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとおしえしや
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや
堺(さかい)の街のあきびとの
旧家をほこるあるじにて
親の名を継ぐ君なれば
君死にたもうことなかれ
旅順(りょじゅん)の城はほろぶとも
ほろびずとても 何事ぞ
君は知らじな あきびとの
家のおきてに無かりけり
君死にたもうことなかれ
すめらみこと(天皇)は 戦いに
おおみずからは出でまさね
かたみに人の血を流し
獣(けもの)の道に死ねよとは
死ぬるを人のほまれとは
大みこころの深ければ
もとよりいかで思(おぼ)されん
〈以下、4連5連を省略)
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この詩を娘に聞かせても何も感じないんだろうな。。。
投稿: mieko | 2007年7月30日 (月) 23:07
★mieko,
高一のとき、わたし、バトンならぬラケット振り回していて、(^^ゞ
試験のときだけ、机にかじりついて、丸暗記・・・(^o^)
”ヨサノアキコ、ミダレガミ、キミシニタモウコトナカレ、・・・”
この詩は、当時読んだかもしれないけど、
まったく、記憶に残ってないの、・・・
ずっとあとになって、どこかで、この歌を眼にしたとき、
この簡潔な短い歌に、
強い、真実が、こめられていて、呆然としたの・・・、
・・・これは、ほんとうに、すごいうた、だよね・・・
投稿: きぬえ | 2007年7月31日 (火) 09:12
高校生の頃、きけわだつみのこえを読みました。
死んでいった人たちに、今の日本を見せたら何というだろうか・・。
自分のことばかりで、この国を良くするために働いている政治家が果たしてどのくらいいるのだろうか・・。
お金をもうけることばかりが優先して、殺伐としているのではないだろうか・・。
自分もその一人に、なってしまっていないだろうか・・。
後に残る人たちのために・・皆散っていったというのに・・。
投稿: bigmom | 2007年7月31日 (火) 10:40
★bigmomさん、
むずかしいことは、わからないけれど、
九条はどうしても、守らなくちゃ、いけないような、気がする。
その憲法を変える法律が今国会で通っちゃった・・・、(:-:)
散っていったたくさんの命を、
もう、わたしたちは、忘れようとしてる・・・、(:-:)
投稿: きぬえ | 2007年7月31日 (火) 20:29
小泉以後の極右翼的な政権の方向に対する庶民の不安、今回の選挙で現れたのではないでしょうか?
投稿: ナベショー | 2007年7月31日 (火) 22:37
改めて読んでみると、本当に胸にじ~んときました。
私は鹿児島出身なので、何度か知覧町(特攻隊基地)へ行ったことがあります。
行く度に涙がこぼれます。
死を前にした20歳前後の若者たちの両親にあてた手紙を前に、ただただ頭が下がり、涙が止まりません。
どうぞ機会がありましたら是非知覧町も尋ねてみて下さい。
朝から目と心が洗われました。
今日一日を大切に過ごします。
投稿: kanachan | 2007年8月 1日 (水) 06:05
★ナベショーさま、
ノーをつきつけた大衆の民意がわからないリーダーが怖いです。
ひとの気持をよみとることができないひとが、
リーダーになってはいけない、と思うのです。
外交が不安です・・・
★kanachanさん、
コメントありがとうございました。
知覧町を思いながら、再読して、私も涙がでました・・・、(:-:)
押し付けられた憲法かもしれませんが、
彼らの形見の九条に、私達は、今、守られているのです。
その九条を、私達が守らなくてはいけないように思います。
鹿児島の加世田に、とても、仲良くして頂いている一家がいます。
子供が小さいうちは、毎年泊まりに来てくれたものです、
そのうち、遊びに行った折には、
知覧町にも、行って見ます、
この遊就館は、戦争を美化しているようで、
なんだか、、めまいがしてくるのでした・・・
投稿: こつ | 2007年8月 1日 (水) 09:52