靖国神社
先日、所用で上京したので、近くの靖国神社へ、主人と長男と三人で参拝しました。
ゼロ戦です。
悲しい歴史を持つ、ゼロ戦ですが、この色、このデザイン、、・・・、
毅然とした美しい姿で、静かに佇んでいました。
隣接する遊就館のロビーで、入場料を払わなくても見ることができます。
与謝野晶子の詩が、ふと、心に蘇りました。
「君死にたもうことなかれ」 旅順口包囲軍の中に在る弟を歎きて
ああおとうとよ 君を泣く
君死にたもうことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとおしえしや
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや
堺(さかい)の街のあきびとの
旧家をほこるあるじにて
親の名を継ぐ君なれば
君死にたもうことなかれ
旅順(りょじゅん)の城はほろぶとも
ほろびずとても 何事ぞ
君は知らじな あきびとの
家のおきてに無かりけり
君死にたもうことなかれ
すめらみこと(天皇)は 戦いに
おおみずからは出でまさね
かたみに人の血を流し
獣(けもの)の道に死ねよとは
死ぬるを人のほまれとは
大みこころの深ければ
もとよりいかで思(おぼ)されん
〈以下、4連5連を省略)
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