森下典子著 日日是好日(にちにちこれこうじつ)
「副題 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
けして器用とはいえない著者が、ひょんなことから、お茶を習い始める。
たいして、興味のないまま始めたお茶だったが、次第にお茶の世界に染まってゆく。
ある日、梅雨の雨音と、秋雨の音はちがう、と気がつく。
身の回りを見つめる目が、耳が、変わってゆく。
意味不明だった所作を、すこしずつ、ひとつずつ、覚えてゆく。
そして、難しいこの時代の中で、自信を失い、溺れそうになったとき、
そんな自分を、片手間にしていたはずのお茶が救ってくれる・・・」
わたしは、自分が高校生のとき、お菓子がでる、と聞いて茶道部に入ったことを思い出しました。
出来たばかりのクラブで、勉強だけは出来たわたしは、先生に指名され、部長に・・・、(ーー;)
ところが、興味のないこと、必要性を感じないことは、まったく覚えることができない、
欠陥人間のわたしは、まず、袱紗のたたみ方が・・・、覚えられない。
先生は、固まっているわたしに、
”次は、いち、イチって、書くのよ、・・・
あ、数字のイチじゃなくて、漢字のイチね・・・・、”
ナンノコトハ、ありません、みなの足を引っ張るだけの部長は、
ひっそりと、退部したのでありました・・・・、(-.-)
・・・だって、だって・・・、それに、お菓子って、角砂糖だったんですもの・・・、
そんなこんなで、お茶コンプレックスのわたしには、
同感できるすべり出し、
そして、そのあと、二十数年習い続けた主人公は、、・・・、とても、まぶしい、一冊なのでした。
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始めまして、bigmomさんの近所のkanachanです。
とても素敵な そして楽しいブログですね。
おからを牛乳で煮るところ コピーさせていただきました。
「作ってみようかな」と思いまして・・・。
上手くできるかな。
また遊びに来ます。
投稿: kanachan | 2006年10月 3日 (火) 21:01
★kanachanさん、
はじめまして、ジミなボログに、ようこそ、(^-^)
コメント、ありがとうございます!
おからに牛乳って驚きますが、良く考えると豆乳を絞った残りなので、
豆乳に似ている牛乳ってあうんですよね・・・、
おいしくて、びっくり!、ですよ~、(*^_^*)
bigmomさんは、憧れのモデルさんでした♪
これからも、どうぞ、ヨロシクオネガイシマス、m(_ _)m
投稿: こつ | 2006年10月 4日 (水) 08:37
昨日は何度コメント入れても送信できずじまい。
憧れのモデルだなんて、ぐふふ、こそばゆい・・。
今回、おからに豆乳入れて作ってみました。
すごい量になっちゃって、主食で食べちゃいました。
茶道部だったなんて、尊敬しちゃう!
その頃の私はノーテンキに、回遊魚のごとく、何も考えずに飛び跳ねていました。
でも憧れはあったのです、お茶とか、お琴とか・・でもね、正座ができないから、はなっから無理。
まあ、がらではないし・・。
侘びさびの世界とは程遠いところで生きてきました。
でも最近、年の功なのか、こんな私でも、色ずく木の葉や、季節の変わり行く気配や、夕焼けの色がとても気になるようになり、テレビで そうだ、京都へいこう と流れれば、そうだ、京都にいかなくっちゃ、となり、紅葉の季節の京都が大好きになりました。
年を重ねるということは、若い頃見えなかったものが少しずつ見えるようになるってことなのかも(その分、老眼は進み、モノは見えなくなるけれど)
立ち止まって、季節を感じ、香りや色をめでて、素直に自分の年が受け入れられるようになりました。
で、今日は肩こりがひどいけれど、まあ己をいたわって何とか一日働きます。
こっちゃん、体に気をつけて、無理しないようにね!!
投稿: bigmom | 2006年10月 4日 (水) 10:27
★bigmomさん、
そうなんですよね、おから、豆乳を絞った残りですものね、♪
お菓子目当てだった、茶道部は、すぐにやめちゃったんです、(^^ゞ
テニス部も、一年くらいだったかな?
根性ないし、なにやっても、続かない・・・、(-.-)
すっかり、秋模様ですね・・・(*^_^*)
近所を歩いていても、空の高さ、雲の様子、木洩れ日の道、
虫の声、金木犀の香り、・・・わたしも、そんなものに、
心を奪われてしまいます。
・・・つまり、わたしたち、おばさんなんだよ~、(^o^)
投稿: こつ | 2006年10月 4日 (水) 15:03