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2005年10月24日 (月)

藤沢周平著 "蝉しぐれ” 




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内容(「BOOK」データベースより)
清流とゆたかな木立にかこまれた城下組屋敷。普請組跡とり牧文四郎は剣の修業に余念ない。
淡い恋、友情、そして非運と忍苦。苛烈な運命に翻弄されつつ成長してゆく少年藩士の姿を、
精気溢れる文章で描きだす待望久しい長篇傑作





いわれの無い嫌疑をかけられ、 自害されられた父の遺体をのせた荷車を、
暑い昼下がりの蝉しぐれの中、まだ少年の主人公、文四郎が引いてゆく、、、
・・・このシーンは、まさに圧巻。 

清々しく、こころを洗われる、すばらしい一冊。



この頃、更年期のせいか足のしびれに悩まされていたけれど
この本を読み終えて、ふと気がつくと、ほとんど、気にならないくらいに回復していたのです。
いろいろな病気療法があるけれど、本はわたしの、特効薬なのかもしれません。


みどりちゃん、すてきな本を、教えてくれてありがとう











2005年10月20日 (木)

ボンジュール、カール、(^-^)

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ン十年前、シャルル・ドゴール空港で
 
荷物が出てくるのを待っていた、そのとき、
 
近くに、奇妙なおじさんが立っていた。


”・・・ネ、ネ、モーツァルトみたいな人が居るよ~♪”、と言うと、知人が、
 
”ばーか、カール・ラガーフェルド じゃん?!”


  (・・)、?、(^^;)








2005年10月17日 (月)

旧白洲邸、武相荘




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無愛想なおばさんがふたり、
秋晴れの一日、武相荘(ブアイソウ)に、行って参りました、(^-^)
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さんの、ピッカピカの真っ白な新車で・・・!
彼女は、白洲家のご令嬢とテニス仲間だったとか・・・



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白洲正子って、すごい趣味人?、くらいにしか知らない私です。
武相荘は、一歩足を踏み入れると、いきなり、別世界でした。
手入れの行き届いた青々とした竹林が下界との仕切りをしています。
庭も、玄関も、おうちも、そのしつらいには、ただ、ため息・・・
ご夫妻の、研ぎ澄まされた美意識に、圧倒されるばかりです。
そして、何より、素晴らしいと思ったのは、
それが、見る者を決してねじ伏せようとしないことでした。
魯山人の陶器を、普段遣いにする日常・・・
・・・なのに、どうだ~~~ッ?、っていう、
押し付けがない、ンです、それに、なにより感心した、のでありました、




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三千円のフランス風懐石料理?、は、予約制です。
(
すみません、グルメ記事、書けないんです、m(_ _)m
お料理のコメントは、iさんに、お願いしましょう・・・

・・・と、筆を渡されたのですが、自分が作ったのではないお料理は、
何をいただいても美味しく感じる私にも、気の利いたコメントは書けません。
期待して、ここまで読み進んでくだっさった方、ごめんなさい。

お料理は、二段重ねのお弁当箱に上品に盛り付けられていました。
オードブル四種、メイン三種、スープ、バターライス、デザート三種。
一品、一品、しっかりお味も香りもついているのに、主張し過ぎず、
うまく調和していて楽しめました。

食というのは、場所や雰囲気、お天気や音楽、
何より一緒にいて、幸せな気分になれる人と過ごす事で
おいしさが倍増する。と、私は考えています。
そんな意味合いも含めて、今回の武相荘はすばらしかったです。
ちなみにお料理は、青山のレ・クリスタリーヌというレストランが
委託されて作っているようです。


                      ・・・写真は、HPよりお借りしました、、、







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2005年10月13日 (木)

チック

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まだ子供が小さかったある日、
あれ?、この子、チックじゃないか?、と思い、
とても不安になり主人の帰りを待ちわびて、、、

”チックじゃないか、と思う”、と言うと
”チックって、なんだ?”
え?、知らないの?、こうこうこうで・・・”

”へええ!、そうだったのか、、、
 じゃ、俺、チックだったんだ、なんだ、そうだったのか!♪
 そっか~、知らなかったなあ”

(
・ ・)

”お父さんやお母さんは、なんて言ってたの?”
”オヤジもお袋も、
 おい、見ろ、あいつ、また、首振ってるぞ、
 ヘンな奴だなあ、痛くねえのかなあ・・・?
 お、今度は、火鉢にぶつけてるぞ!、
 バッカだなあ・・って、笑ってたんだ・・・
 でも、自分でも、どっか悪いんじゃないかって不安だったから、
 ふたりが笑ってるのを見て、だいじょうぶなんだって安心した、
 だから、ほっとけ・・・”

・・・って、いいのか?、と、思いつつ、
まあ、経験者がそう言ってるんだから、、ま、いっかと、ひとあんしん。
だけど、なかなか治らないので、また心配になってきた。
いろいろなことを相談していた姉御のような、Eさんに、聞いてみると、
”え、チックなの?、あら、いいわねえ、
 たけしとか、石原さん(現都知事)とか、
 才能豊かな人には、チックの人が多いのよ、
 だから、わたしなんか、一時、チックのふりしてたことあるんだから。
 そう、チックなの、いいわねえ、よかったわねえ・・・”

・・・って、いいのか、これで・・・?
中学生になった次男、このところ、ひどくなってる。
いいのか、ほっといて・・・?












2005年10月 9日 (日)

この世で一番、ウマいもの





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ン十年前、高校生だったある日、男女四人でタクシーに乗っていたときのこと。
海に遊びに行った帰りで、お腹もいっぱいで、みなゴキゲンだった、(^-^)
大はしゃぎで勝手なおしゃべりに興じていたら、
運転手さんが、
  “・・・あんたら、この世でなにが一番ウマいかね?”と聞いてきた。
  ”ラーメン!”
  ”ステーキ!”、 
すると運転手さんは、
  “親のスネじゃろ?”、とポツリ。
(・・)

うまいこと、言うなあ・・・!!
一撃で、倒されたわたしでした・・・
前の席には、原君が乗ってました。
原君、覚えてるかなあ・・・?
一緒に遊んだのはこれが、最初で最後だったけど・・・

原くん、巨人軍監督就任、おめでとう!
あの頃から、
無敵な笑顔で、清々しくて、
そして、すでに、スターだった・・・
祈!、優勝!







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大好きな本

  • あさの あつこ: バッテリー
  • サガン: なんでも
  • チャンドラー: 長いお別れ
  • ブレイディみかこ: ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
  • ユン・チアン: ワイルド・スワン
  • 三浦 しをん: まほろ駅前多田-
  • 中坊 公平: 金ではなく鉄として
  • 中脇初枝: 世界の果ての子供たち
  • 伊与原 新: 八月の銀の雪
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  • 冲方 丁: 天地明察
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  • 吉田 修一: 国宝
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  • 天童 荒太: 永遠の仔
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  • 小川 洋子: 博士の愛した数式
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  • 山崎 豊子: 大地の子
  • 山本 周五郎: なんでも
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  • 帚木 蓬生: インターセックス
  • 帚木 蓬生: 三たびの海峡
  • 恩田 陸: 蜜蜂と遠雷 
  • 新田 次郎: アラスカ物語
  • 東山 彰良: 流
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  • 沢木 耕太郎: 深夜特急
  • 浅田 次郎: 壬生義士伝
  • 浅田 次郎: 中原の虹
  • 畠中 惠: しゃばけ
  • 百田 尚樹: 永遠のゼロ
  • 百田 尚樹: 海賊とよばれた男
  • 石森 延男: コタンの口笛
  • 石田 衣良: 4TEEN
  • 篠田 節子: 長女たち
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  • B・パーカー: スペンサー
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