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2005年8月28日 (日)

松田優作夫人、美由紀さん賛


Sdsc_0362


TVで、松田美由紀さんを見ました・・、若々しく、とてもきれいでした。
20年以上も前、一度だけ、モデルの仕事を一緒にした時のことを思い出しました。
昔は、こんなフツーの、美しさなんかじゃなかったんです・・・

あの日、
着物のカタログで、Sスタジオの薄暗いメークルームに私たち4.5人のモデルは
鏡の前に一列に並んで、各自メークしながら、順番にヘアを作ってもらっていました。
当時、着物のモデルというと、オーソドックスなステレオタイプの美人ばかりでした。

そんな中で、彼女は、見たこともない魅力を放っていたんです。
不安定で、それでいて、輝くようなエネルギーの発光体でした。
鏡越しに、わたしは、見ないではいられなかったのです。
ついつい、盗み見ては、見とれてしまってました・・・
自分のメークなど、そっちのけで・・・

・・・が、しかし、そんな彼女のうつくしさを、
ヘアーさんは理解できなかったようで、ちくちくとイジメが始まったのです。

"
なんかさー、私って、たいてい、モデルさんの後ろに立っただけで、
 イメージがわいてくるんだけど、どうしてだろう、??
 彼女だけには、いっこう、わいてこない・・?、どうしてかしら・・・”

次第に重苦しい雰囲気になってゆき、
ヘアーさんの同じ台詞だけが、繰り返されてゆくなか、・・・

・・・と、とつぜん、
その重苦しい空気を突き破るような
美由紀さんのひとことが、空を裂いたのです・・・

”教えてあげようか、あんたが、ブスだからよっ!”












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